『科捜研の女』新シリーズ期待ハズレの低視聴率!『相棒』と同様に打ち切り視野

沢口靖子 

沢口靖子  (C)まいじつ 

8月16日に放送された『科捜研の女 season23』(テレビ朝日系)初回2時間スペシャルが、ビデオリサーチ調べ・関東地区で平均世帯視聴率9.6%、平均個人視聴率5.4%を獲得した。

同作はご存知、沢口靖子が主演の人気シリーズ最新作。今年で放送25年目、23作目の長寿作品であり、根強い支持が感じられる結果となった。

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だが一方では、この滑り出しには不安の声も…。

「テレビ業界が本格的に斜陽になっている中で、連続ドラマは今や3~5%台の視聴率も当たり前のようになっている。こう見れば『科捜研の女』は健闘したように見えますが、25年もシリーズが続く人気作ですから、初回一桁スタートというのはやや期待外れ。大抵の場合、視聴率は初回をピークに徐々に下がっていきますから、今後にも不安が残ります」(テレビ誌ライター)

視聴者からも、不安を増幅させる要素が透けて見える。

「『科捜研』は『相棒』(同系)と並び、高齢視聴者が多い。視聴率が年々下がっている理由は、人気低下ではなく、テレビを見ることができなくなる高齢視聴者が多いからだと言われています」(テレビ誌記者)

年々下がる視聴率と安い広告単価

このまま数字が下がっていけば、打ち切りも視野に入ってくる。昔より下がったとはいえ、視聴率9%は今の時代に大健闘と思えるが、裏にはカラクリがある。

「視聴層が高齢者だらけだと、どれだけ視聴率が良くても広告単価が安く、スポンサーがつきにくい。『科捜研』や『相棒』は、その最たる例。数字すら悪くなってしまったら、いよいよピンチなのです。他ドラマと同じくらいの3~5%台にまで数字が落ちたら、真っ先に打ち切りの対象になるだろう」(同・記者)

テレ朝は昨年度、世帯視聴率で全日帯、ゴールデン帯、プライム帯のトップを獲得する、いわゆる〝視聴率三冠〟を獲得。これは開局以来初となる快挙だったが…。

「好調の裏には、『相棒』『科捜研』『警視庁捜査一課』など、高齢者がルーティンで見ている長寿ドラマの存在がある。そのため、視聴率三冠なのに売上が低いという矛盾が起こっています。世帯平均視聴率重視のテレ朝ですが、さすがにこの状況では方針も変えるでしょう」(同)

これから『科捜研』と『相棒』の打ち切りチキンレースが始まるかもしれない。

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