甲子園の熱中症問題に河野太郎大臣がついに言及「ナイターではダメなの?」

(C)Alexandros Michailidis / Shutterstock

マイナンバー問題が注目を集める河野太郎デジタル大臣が、世間で散々議論されている問題に言及した。

河野大臣が言及したのは、夏の甲子園こと全国高校野球選手権大会の熱中症対策。世間や有識者の間で、ドーム開催、季節変更、試合時間変更など、多くの意見が交わされている話題だ。

【関連】甲子園“一カ月前倒し”案に現実味! 松井秀喜氏も苦言を呈した高校野球の異常性 ほか

この議論に、河野大臣は母校に絡めて言及。慶応高校出身の河野大臣は、8月23日に自身のX(旧Twitter)へ、《我が母校、今日、甲子園の決勝戦なんだけれど、この暑さで午後2時に試合をやらないといけないものなのか。ナイターではダメなの?》とポストした。

甲子園の熱中症対策はかねてからの課題であり、今大会は特に、松井秀喜氏や里崎智也氏といったプロ野球OBたちも言及してひときわ話題に。河野大臣の言及には今さら感が漂う。

同派閥なのだから身内で問題提起を

だが支持者からは、この意見に共感が殺到。

また、《決勝だけいきなりナイター? 遅くなったら閉会式翌日になるの? その場合の一泊分は誰が負担するの?》《てかなんで夏にやるのよ。春秋じゃダメなの?》《京セラドームでやれば良くね?》《あなたの人脈で何とかできませんか?》など、問題点も多く指摘された。

「甲子園は民間の大会ですが、教育行政にも関係するので、文部科学省が本気になれば対策は容易い。永岡桂子文科大臣も、8月8日の定例会見で『熱中症対策に取り組むことが極めて重要』『必要に応じてさらなる対策を』などと述べています。

その永岡大臣は河野大臣と同じく麻生派の議員ですから、問題だと思うなら仲間内で説得すればいいだけの話。本気ならすぐなんとかできる関係なのに、何を他人事のように言っているのでしょう」(政治部記者)

河野大臣といえばXのブロックが有名だが、イーロン・マスクはブロック機能廃止の意向を表明している。これからは耳の痛い意見にも耳を貸してくれればいいのだが。

【あわせて読みたい】