『アーマード・コア』が原因でオタクのイベント離れ加速!? 日本最大級のアニソンライブ『アニサマ』が大ピ…

『アーマード・コア』が原因でオタクのイベント離れ加速!? 日本最大級のアニソンライブ『アニサマ』が大ピンチ

『アーマード・コア』が原因でオタクのイベント離れ加速!? 日本最大級のアニソンライブ『アニサマ』が大ピンチ (C)PIXTA

日本最大級のアニソンライブイベント『Animelo Summer Live (アニサマ)2023 -AXEL-』が8月25日~27日にかけて開催されるが、そのチケットが売れ残っているようだ。

“オタクのリアルイベント離れ”などと囁かれているが、その原因は果たして…。

あれほど盛り上がっていた「アニサマ」がなぜ…

「アニサマ」は2005年から開催されてきた大規模イベントで、多数の声優やアニメソングのアーティストが出演することで知られるオタクの夏の祭典。今年もさいたまスーパーアリーナを会場として、豪華出演者が揃う予定だ。

しかし指定席のチケットの空席状況を見てみると、8月23日現在、3日間とも「空席あり」となっている。以前までの盛況っぷりを見ると、“異常事態”とまで言える状況のようだ。

「『アニサマ』のチケットといえば、転売が横行していたという事情もありますが、かつてはそう簡単に確保できなかったことで有名でした。まさか開催直前に悠々と指定席を確保できる日が来るなんて、考えたこともありませんでしたよ」(アニメファン)

なぜこのようなことが起こっているのか、中にはコロナ渦の余波を指摘する人もいるようだが…。

「確かにコロナ禍でリアルイベントから離れる日が続いたことで、『ライブやオタクイベントに対する熱が冷めてしまった』という人もちらほらいるようです。ただ、『アニサマ』のチケットが売れ残っているのは、そのこととはほとんど無関係でしょう。あまり言いたくはないのですが、正直なところ出演者が“弱い”と感じざるを得ません」(アニメ誌ライター)

「アニサマ」売れ残りの原因はあのゲーム!?

ここ最近流行ったアニメを振り返ってみると、昨年末から今年の春クールにかけて、『ぼっち・ざ・ろっく!』『機動戦士ガンダム 水星の魔女』『【推しの子】』といった作品が話題になっていた。

また作品自体は賛否両論あったが、『チェンソーマン』の米津玄師による主題歌『KICK BACK』は大人気。しかし今年の「アニサマ」のラインナップには、「ぼざろ」も米津玄師もYOASOBIも入っていない。

ここ最近のアニソン界隈の中心人物たちが出ない音楽イベントとなれば、盛り上がらないのも仕方がないだろう。この背景には、最近のアニメで一般歌手の起用が増えており、“アニソン文化”が廃れつつあることが関係している。

さらに、それはそれとして、ネット上では興味深い1つの説が浮上していた。『アーマード・コア』の新作が出るため、「アニサマ」に誰もいかないという説だ。

「オタク界隈は今、フロム・ソフトウェアの待望の新作『アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン』(アーマード・コア6)で大盛り上がり中。ちょうど時期が被ったこともあり、『アニサマどころじゃない!』という人が多いのかもしれません」(同)

ちなみに『アーマード・コア6』の発売日は、「アニサマ」の開催初日と同じ8月25日。「アニサマ」の出演者には、「アーマード・コア」の面白さに負けないパフォーマンスを見せてもらいたい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Benzoix / PIXTA