水谷豊『相棒』シリーズ終焉の時は近い? 劇場版での大団円で四半世紀の歴史にピリオドへ

水谷豊 

水谷豊 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

視聴者が高齢者ばかりで知られるドラマ『相棒』(テレビ朝日系)が、新作を放送すると発表した。

発表があったのは8月31日。放送は10月からで、昨年放送の『相棒 season21』で14年ぶりに戻ってきた初代相棒・亀山薫(寺脇康文)と今年もタッグを組む。

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これで2年連続となる〝初代相棒〟復活だが、この組み合わせをめぐっては、シリーズ終了の布石ではないかとささやかれてきた。

「主演の水谷豊にモチベーションがなく、体力的にもキツいことから勇退を申し出ていると伝えられている。もう71歳ですから、いくら人生100年時代といっても当然でしょう。

制作サイドもこの意向を受け、シリーズを終わらせようとしている。初代相棒の寺脇を復活させたのも、集大成として終わらせにかかるためとの見方が濃厚です」(テレビ局関係者)

高齢者向けコンテンツを残したいテレ朝

だが、水谷の意向とは反対に、シリーズはまだまだ続きそうだというのだ。

「テレ朝は時代劇や刑事モノなど、高齢者向けドラマを何十年も続けるのが得意。日本の人口構成に照らせば、高齢者向け番組を放送するのは、視聴率獲得の上で賢い生存戦略です。

『相棒』はテレ朝にとって重要なコンテンツで、終わらせるわけにはいかないのです。ただ、最近はコア視聴率がスポンサーから重視されるようになっており、高齢者向け番組はどれだけ視聴率がよくても広告費が安い」(芸能プロ関係者)

モチベなしの水谷と、それでも続けたいテレ朝。双方のせめぎ合いが予想されるが、終わりの時にはどんな形になるのか。

「最後は盛大に劇場版で終わるのでは。劇場版『相棒』は2017年を最後に作られていませんから、公開すれば話題になる。TVよりも予算が潤沢なので、歴代相棒も一挙勢揃いする豪華ロケになるでしょう。問題は、視聴者が高齢者ばかりなので、劇場まで来てくれるかどうかというところ」(同)

予期される〝Xデー〟は、放送から四半世紀となる「Season25」の時か。

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