二宮和也　画／彩賀ゆう　 （C）まいじつ　

俳優の堺雅人が主演を務める日曜劇場『VIVANT』（TBS系）第8話が9月3日に放送され、国際テロ組織「テント」ナンバー2・ノコル（二宮和也）の言動に不審な点があると話題になっている。

「テント」のアジトに監禁されている乃木（堺）は、同じく囚われの身である別班・黒須（松坂桃李）を射殺せよと、ノゴーン・ベキ（役所広司）から銃を渡される。

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するとノコルは「父さんの銃が汚れる」と言い、自身の銃と交換。乃木は黒須に向かって発砲するが1発目を外してしまい、続く2発目は空撃ち。

どうやらノコルは、乃木の銃の腕前を懸念し、乃木がその場にいる全員を射殺する可能性があるとして、1発だけ銃弾が入った銃を渡していたのだった。

その後、乃木はノコルから取り調べを受けることに。

ウソ発見器を装着された乃木は、自身が別班であることや、「テント」のリーダーであるベキと真の親子かどうかを確かめるためにここまでやって来たことなどを次々と白状する。

DNA検査を提案した結果、乃木とベキはほぼ100％親子であることが判明し、それを知ったベキは涙を浮かべながら「よく生きていた」と声をかけるのだった。

乃木が有利になった3つの行動

「テントのナンバー2として働くノコルは、ベキを尊敬している。しかしここにきて、ノコルも実は乃木ら別班の仲間である可能性が浮上しています」（芸能ライター）

その理由として挙げられるのは、3つ。まず取り調べのシーンで、重要な質問をする前に乃木の手にナイフをあてていたことだ。

「乃木に取りつけられた装置は、動揺する周波などを計測していたようですが、ナイフをあてれば動揺してもおかしくない。つまり、ウソ発見器の針が振れてもおかしくない状況をノコルが意図的に作り出していたと考えられます」（同・ライター）

2つ目は、黒須を射殺しようとする場面で、弾が1発しか入っていない銃を乃木に渡したこと。

「ノコルは乃木の腕前を考慮して…と弁解していましたが、乃木には手で持った物の重さを、グラム単位で量れる特技があります。ノコルはそれを知っていて1発しか入っていない銃を用意。乃木に黒須を本気で殺そうとする演技をさせた可能性があります」（同）

そして、ノコルは現時点では意図が不明な行動も、この回で見せていた。

「乃木をウソ発見器で取り調べる前、ノコルは乃木の顔をビンタしました。その直後、乃木が口をクチュクチュと不自然に動かしていたのです。このことから、ノコルは乃木にビンタするフリをして、口に何かを含ませた可能性があります。

それはウソ発見器を回避するための薬なのか、はたまたDNA検査を欺くなにかなのか。乃木は口の中からDNAを採取されていましたから、ノコルが口に含ませた何かしらが影響を与えた可能性がある」（同）

もはや誰が味方で敵かわからない状態。続編制作の報道も一部で出ているが、あと2話で無事に完結するのだろうか。