日曜劇場『VIVANT』はTBSにとって失敗作? 続編制作に暗雲…クリアしなければならない“2つ”の指標

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

9月17日に最終回を迎える日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。一部週刊誌では〝続編決定〟と報じられているが、実はテレビ局では完全なGOサインは出ておらず、あくまで〝仮〟の状態であるという。

続編を報じている『女性自身』によると、放送は《おそらく25年7月クール》とのこと。メインキャストの堺雅人や阿部寛が続投し、さらに新しく佐藤浩市や木村拓哉などのビッグネームも参戦予定だというが…。

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「『VIVANT』は間違いなく今期の覇権ドラマ。日本ドラマ界で数年に1本あるかどうかの渾身の作品です。ただ1話1億円ともウワサされている費用対効果があまりにも低い。

世帯平均視聴率は最高が第8、9話の14.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、20%超えを連発していた『半沢直樹』と比べると格落ち。

2013年版よりも数字が低い、2020年版の『半沢直樹』でさえ最終回で32.7%を取っていましたから、『VIVANT』は最終回でダブルスコアを食らうかも」(芸能記者)

これまでに「VIVANT」の裏では、世界水泳やバスケW杯、ラグビーW杯などが放送され、数字的に厳しい戦いを強いられてきたことは考慮すべきだろう。

視聴率的には失敗作の『VIVANT』

ただそれでも、やはり一度も15%超えを果たしていないままでは、続編はすんなりとOKされないようだ。

「ハッキリいって、視聴率的には『VIVANT』は失敗。ではどこで〝続編OK〟となる材料を探すかというと、動画配信サービスへの効果だそうです。

『VIVANT』が全話配信されているのは、U-NEXT。『VIVANT』の影響で、サービスへの登録者がどれだけ増えたかが、続編を作るうえで大きな足掛かりになる。

また、ロケ地となっているモンゴルでの放送が先日スタートしたそうで、こちらの反響も、続編を作るかどうかの指標となるでしょうね。

ただモンゴルは人口340万人程度の小さな国。ここでヒットしても経済効果は大して見込めないので、同じアジアなら韓国や中国、台湾などでヒットすることが重要になってきます」(同・記者)

「半沢直樹」は台湾で大ヒットをして、現地メディアで特集されるまでになった。「VIVANT」がこれを超えるようなヒットをだせば、当然、続編はすんなりOKされるだろう。

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