『真夏のシンデレラ』怒涛の伏線回収ラッシュでトンデモない最終回に…続編『真冬のシンデレラ』の制作は確定か

森七菜 間宮祥太朗 

森七菜 間宮祥太朗 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

俳優の森七菜と間宮祥太郎がW主演を務めた月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)が、9月18日に惜しまれつつ最終回を迎えた。怒涛の伏線回収ラッシュが話題を呼んでいる。

前週の放送で、トラックにひかれそうになった夏海(森)をかばい、病院に運ばれた幼馴染・匠(神尾楓珠)。


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匠から「今だけは側にいてほしい」とお願いされ、夏海は健人(間宮)と別れることを決意するが、それを知った匠は健人に会いにいくよう説得。

夏海は健人のいる東京まで走り出すと、「私、やっぱり健人くんと一緒にいたい。健人くんが、私を半径3メートルより外の世界に出してくれた」と気持ちを告白。

健人も「誰とぶつかっても夏海と一緒にいたい」と答え、ハグをして愛を確かめ合う。

後日、海辺を歩きながら「夕日ってやっぱりキレイだね」「うん。毎日見ても」「毎日キレイだから」といつの日か交わした会話をなぞっては、見つめ合う2人。夏海は背伸びをして健人にキスをし、ハッピーエンドを迎えるのだった。

「『半径3メートル』や『夕日』のセリフは、それぞれ過去のエピソードで登場したセリフ。あまりの臭さ、ベタさに鳥肌が止まらない視聴者が続出しましたが、最終回で再びわざわざ引用したということは、脚本家のお気に入りのセリフなのでしょう。つくづく一般的な価値観とはかけ離れた感性を持っているようです」(ドラマライター)

『真夏のシンデレラ』のタイトルを華麗に回収

ほかにも、不評すぎて第6話で消滅した女子陣による合言葉〝シュシュシュ〟が満を持して復活したり、20代の男女が子どもの頃に最初に映画館で観た映画だとうそぶく新海誠監督の『秒速5センチメートル』の話題を再び無理やり絡ませたりと、これまで不評だった要素が続々と登場。

まるでこれまでの不評シーンをおさらいするかのようなラストであった。もっとも、好評だったシーンなどこのドラマには存在しないので、シーンのおさらいをすると自ずと〝不評シーンまとめ〟になってしまうのかもしれないが…。

「結局、夏海は大工の匠ではなく御曹司の健人と、愛梨(吉川愛)は浪人生ではなく医者を、理沙(仁村紗和)は元夫ではなく医師を選ぶという結果に終わった各キャラの恋模様。

タイトルの『真夏のシンデレラ』の通り、低スペック女子が高スペック男子に見初められるという見事なタイトル回収でしたね。

誰かとツッコミを入れながら視聴するネタドラマとしては非常に優秀な作品なので、単発スペシャルドラマとして続編が作られてもおかしくない。現に最終回では夏海と健人が冬に沖縄にクジラを見に行こうと会話しているシーンもありました。

これまで何回かクジラについては語っているけど実際には登場しなかったので、続編用に取っておいているのかもしれない。スペシャルは冬に放送。タイトルは『真冬のシンデレラ』で、いかがでしょう」(同)

他にも、匠と高校教師のハッキリしない関係、借金返済に苦しむ夏海のクズ母の行く末、夏海の弟の元彼女で現在ほかの相手との子供を妊娠中の女子高生のその後など、謎が多く残っている。

やはり続編の制作が望まれる。

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