ジャニーズ起用CMが増加!? 相葉雅紀の新CM決定で中小企業にチャンス到来

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

ジャニーズ事務所所属タレントの広告起用見直しが相次ぐ中、『嵐』相葉雅紀に新CMが決まった。

相葉は住宅会社『アキュラホーム』のCMキャラクターに就任し、23日からテレビCM『アキュラホームで会いましょう「相葉店長登場」篇』の放映がスタート。「キリンと住みたい」という顧客の要望にも応える、住宅展示場の人情派店長を演じる。

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「発表によると、企業側は相葉が『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で動物と触れ合うイメージから、キリンとの組み合わせが合うと考えたそう。見直しラッシュの流れに逆行しますが、一連の動きはここ2週間ほどの話ですし、以前から企画・撮影されていたため、そのまま流すことを決めたのでは」(広告代理店関係者)

大手企業が続々と起用を見送る中、新CM放送は全く逆の流れといえるだろう。だがこの現象は、中小企業に関してはむしろ大チャンスだと見られている。

とにかく知名度を上げたい中小企業にはボーナスタイムか?

「CM起用を撤回しているのは、いずれも大企業。その事業規模から海外向けのビジネスも展開しており、人権云々言っているのは対外的なアピールという面が強い。翻って、住宅のように国内市場の企業では、さほど敏感にならなくても良い。変な話ですが、規模が小さければ、そこまで社会的責任も求められません」(経済誌記者)

ジャニーズ側の〝ギャラ事情〟も、これまで全国CMを打てなかった企業や、打っても大物タレントを起用する余裕のなかった企業にとっては大きなチャンスだという。

「ジャニーズは売上の50%が経費で、残りの50%を折半しているといわれている。つまり、タレントと事務所で、全体の25%ずつを分けている形です。

しかし、事務所は先日、1年間ギャラ全額をタレントに支払うと発表しており、企業はこれまでより安い出演料でCMに引っ張れる可能性がある。事務所も現在は集中砲火を浴びており、近寄って来る企業は選べる立場になく、中小企業のオファーでも快諾するでしょう。

また、相手が弱っているのでギャラの値下げも要求しやすく、とにかく知名度を上げたい中小企業にとってはボーナスタイムかもしれません」(同)

ファンはこうした企業を、弱ったところに漬け込んでいると見るか、落ち目の時でも手を差し伸ばしてくれたと見るか。

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