ジャニーズ「カウコン」地上波放送見送りでも問題ナシ? ファン向け有料配信だけでも十分な利益が見込める

ジャニーズ事務所 

(C)yu_photo / Shutterstock 

大みそかの風物詩であるジャニーズカウントダウンライブに暗雲が立ち込めているという。

「ライブは毎年大みそかから元旦に行われ、テレビでは2014年を除いて生中継。しかし、性加害問題のスポンサー離れから、今年は中継がなくなる可能性が高い」(芸能記者)


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ライブそのものに関しては、事務所が自粛しなければ行えるようだ。

「世間の混乱に乗じて〝開催不可〟なんて書くセンセーショナルな報道もありますが、これは事務所が自粛しない限り、あり得ないでしょう。

例年の舞台である東京ドームは、某宗教団体の大集会ですら使用を許可する会場。大体、反社でもないのに不許可にしたら、憲法が保障する集会の自由に反し、大問題になりますよ」(同・記者)

となると、今年のカウントダウンライブは〝中継なし〟だが〝開催する〟と考えられる。TVでなんとなく見ていた層には悲報かもしれないが、意外にもファンが困ることは少ない。

ファンクラブ会員数を真面目に算出してみると

「テレビ中継なしだと、代わりに生配信される可能性が高くなる。そうなればファンにとっては、視聴がTVからPC・スマホなどに代わり、無料から有料になるだけ。もし無料配信という形になれば財布も痛まず、困るのはお茶の間でTVを見ていたライトなファンくらいでしょう」(同)

配信には前例もあり、サーバーの問題もクリアできそうだ。

「21年の大みそかには『Johnnys Festival』として、カウントダウンライブと同形式の全グループ出演ライブが開催され、有料配信されている。見逃しとリアルタイム含め、数十万人が視聴したといわれています」(同)

ジャニーズはタレントが事務所を介さず直接ギャラをもらうようになったため、タレントからすれば、むしろこの方が嬉しいかもしれない。

「先日、ジャニーズのファンクラブ会員が1300万人いて、会費だけで500億円なんて報道があったが、これは間違い。ファンクラブは累計なので失効している人も含まれるし、1人で複数グループの会員にもなれる。

有効会員数は公表されていないので、どれだけ収入があるかなんて、憶測でしか算出できません。これも憶測になるが、まぁ実数はざっと1~2割といったところでしょう。

そのうち8割弱が配信を視聴すると見積もったとして、視聴者はざっと100万人ほど。これほどの人数が配信チケットを買えば、ステージ設営や人件費の経費を差し引き、全グループで割っても、それなりのギャラになるだろう」(同)

ただ、ファンしか見ない配信と一般人も見るTV中継だと、知名度への貢献にはだいぶ差が出る。このままではどんどん内向きのコンテンツになりそうだ。

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