フジテレビがジャニーズ排除? 意図的か偶然か…ファンからは不満の声「全国放送しないってやり方か」

菊池風磨 

菊池風磨 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

やはり、民放テレビにおいてスポンサーの意向は絶対なのか。9月25日放送の『FNSドラマ対抗お宝映像アワード』(フジテレビ系)から、日本社会の構図が浮かび上がってくる。

番組は、この秋スタートのフジテレビ系新ドラマから、選抜された俳優3~4名が出演。ドラマのNG集を鑑賞したほか、ゲームを行って新ドラマを宣伝した。


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NG集は懐かしの名作から最新ドラマまで流されたのだが、夏クール放送の『ギフテッド』『ウソ婚』は、番組終盤に相次いで放送された。

両作には『Sexy Zone』菊池風磨&『Snow Man』渡辺翔太、『NEWS』増田貴久&『美 少年』浮所飛貴がそれぞれ出演しているのだが、終盤の枠は放送されない地域が多い。

そのため、地方のファンからは《ジャニーズ最後にまとめて全国放送しないってやり方か》《転職の魔王様を最終回だから直前にするのはわかる。ウソ婚とギフテッドのジャニーズ主演だけ最後にまわしたのはなぜ》《地方の壁でウソ婚カット》などと不満が上がったのだ。

この構成には〝スポンサー対策〟があったという見方があるようだ。

「現在、各スポンサーはジャニーズ起用に難色を示し、圧力こそかけないものの、『扱うな』という〝空気〟をかもしている。これにより、局側は自主判断として起用を避けるという、忖度の見本のような構図になっています。ジャニーズタレント出演ドラマが終盤に相次いだのも忖度で、スポンサーの難色を察し、せめてもの対処として全国放送の枠を避けたのでは」(芸能ライター)

ジャニオタの邪推かもしれないが…

一方で、特別な意図はなかったとの意見もある。

「番組は沢村一樹のNG映像で幕を開けたのですが、2番目の『絶対零度』では『関ジャニ∞』の横山裕が映っていた。佐藤二朗のNGで流れた『ようこそ、わが家へ』も、『嵐』相葉雅紀と掛け合うシーンが流れている。スポンサー関係であれば、こうした映像さえ抹消していたはず。

番組の参加ドラマに、二宮和也・大沢たかお・中谷美紀がトリプル主演を務める『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』がありながら、二宮の出演がなかったのも他意はないかと。

スタジオに大沢・中谷も出ていないわけで、初めから主演は誰も出さない予定だったのでしょう。そもそも、番組は最初から、スタジオにジャニーズタレントが出る回と出ない回があります」(テレビライター)

確かに、こう見るとファンの邪推とも言えそうだ。NG集では『ようこそ、わが家へ』で沢尻エリカ、『ひとつ屋根の下』で酒井法子と、薬物で逮捕歴のある女優も多数映っていた。

各企業でジャニーズタレントへの対応は違うが、コトが大規模なだけに推測が出回るのもしょうがないかもしれない。

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