キングオブコント準優勝の『にゃんこスター』が早々に予選敗退…「絶対優勝」宣言でも結果出ず「目標の立て方が違ったかな」

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お笑いコンビ『にゃんこスター』アンゴラ村長が、9月25日にYouTubeチャンネルでライブを配信。今年の「キングオブコント」予選敗退を報告した。

冒頭、アンゴラ村長は「キングオブコント2023、お疲れ様でした~。まだね、準決勝も決勝も始まってない時期ですが、我々は準々決勝であっさり敗退ということで」と明かす。

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当日の会場の様子について、「お客さんが笑いたいっていう準備をしてくれてるのをめっちゃ分かってて」「すべての場が整ってる」とした上で「ただその期待を、ハードルを超えて行けない自分たちがとても悔しいっていう。それでね、もうなんか朝まで酒を飲みましたね」と悔恨の思いを吐露した。

また、ネタの内容に関しては、直近で優勝した『ビスケットブラザーズ』『空気階段』の台本ヨシ演技ヨシの総合力が必要だと考え、「今年は結構セリフが多いネタ」や展開力を持った台本に挑戦してみたものの、結果にはつながらず。

もはや自分でも「もうそんなものどうだっていいんだっていう気持ちになってる」と自暴自棄になったとし、「決勝でなんか好きなことやって最下位取るぐらいの気持ちでやるべきだな」「(そういう気持ちで)1年頑張った方が、私たちはいい結果が出るなって思いました。ちょっと目標の立て方が違ったかなっていう感じはしました」と来年に向けての反省点をあげるのだった。

音楽をかけて誤魔化すコント師が多すぎる

「アンゴラ村長は今年のキングオブコントについて、SNSで『絶対優勝します』と宣言するなど気合いが入っていただけに、なんとも悔しい結果となりました。とはいえ、今大会は『THE W』で優勝を果たした『オダウエダ』や大人気トリオ『3時のヒロイン』、さらに『インポッシブル』『ヨネダ2000』など歴戦の猛者たちも準決勝に進めずに敗退しています」(芸能ライター)

2017年にすい星のごとく現れて、『キングオブコント』で準優勝を果たした『にゃんこスター』。しかし今ではすっかり消えた芸人となり、〝優勝させなくてよかった〟という風潮が漂っているという。

「2017年に優勝したのは『かまいたち』。現在の立ち位置をみると、『かまいたち』を優勝させておいて本当によかった。ただでさえ疑惑の優勝で、初代チャンピオンが『バナナマン』じゃなくて『バッファロー吾郎』になってしまった大会の箔が、さらに落ちるところでしたよ。

ただ『キングオブコント』はこうしたノリで優勝してしまうことが多く、2015年の『コロコロチキチキペッパーズ』、2019年の『どぶろっく』、そして昨年の『ビスケットブラザーズ』なんて最たる例ですね。これだから一生『M-1グランプリ』に追いつけないんですよ。

にゃんこスターを含めたこの4組は、決勝戦でノリのいい音楽を流して盛り上がったように見せかけただけで、全然笑いは取っていませんでしたから」(同・ライター)

一昨年あたりからやたらとクライマックスで音楽をかけて誤魔化すコントが多くなった。そんな小細工コントは一掃して『M-1』のようにシンプルに戦ってほしいものだ。

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