『ONE PIECE』ナミの声優オーディションに大人気声優が落選していた! 山寺宏一も実は落選… 狙っていたキャラは

『ONE PIECE』106巻(尾田栄一郎/集英社) 

『ONE PIECE』106巻(尾田栄一郎/集英社)  (C)まいじつ 

声優の日髙のり子が、10月4日放送の『ぽかぽか』(フジテレビ系)にゲストで出演し、大人気アニメ『ONE PIECE』(同系)のオーディション秘話を明かした。

日髙は、声優の大塚明夫とともに登場。ゲストに対して「○○っぽい」というイメージを推測し、素顔を掘り下げていく質問コーナー「ぽいぽいトーク」で、MCの『ハライチ』澤部佑が「『あの役やりたかったな~』というキャラや作品あるっぽい」と尋ねると、2人は「マル」の札を上げる。


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日髙は、現代の声優オーディションについて、現場に赴いて審査されるのではなく、声のデータを録音して合否を待つパターンが多いと説明した。

続けて「オーディションで声を録ってすぐに落ちたら、それで忘れちゃったりするんです」とする一方で、「ずっとオーディションの結果が来なかったりすると、『私、残ってるのかな? ワクワク』って」と期待してしまうという。

そうしたなか、最近でも「そのギリギリのところで落ちてしまった役がありまして、それがすごく…」と、やりたかった役があると告白。澤部が「(その役名は)言えるんですか?」と質問すると、日髙は「ONE PIECEのナミです」と即答し、スタジオが驚きに包まれた。

日髙は「想像しちゃうし、期待もしちゃうし。その間に原作を読み込んだりして、自分がやるんだったらこういう風にやろうかな、ああいう風にやろうかなって夢も膨らませて」と胸を高鳴らせていただけに、落ちた時は落胆したとか。

だが、放送がスタートすれば「結局は見るんですけどね」と笑いながら話すのだった。

サンジの人がゾロの声を演じていた可能性も!

「ナミ役に落ちた日髙さんですが、実はその頃に出産したばかりだったため、制作側から『じゃあお母さん役を』とオーディション無しで、ナミの育て親・ベルメール役のオファーが届いたそう。日髙さんの演技には、原作者の尾田栄一郎さんも感動したらしく、本人に会ったとき『泣きました』と絶賛されたそうです」(芸能ライター)

日髙ほどのキャリアを持つ声優がオーディションで落ちるとは驚きだが、『ONE PIECE』の声優をめぐっては、他にも面白い経緯がある。

「『ONE PIECE』でサンジの声を担当している平田広明さんは、実はゾロ役を落とされて、サンジ役が回ってきたそうです。ちなみに、実際にゾロ役に決まった中井和哉さんの声を聴くと、『自分のほうがよかったんじゃないか』という考えはすぐに消えたといいます。

また、レジェンド声優・山寺宏一さんも『ONE PIECE』のオーディションで落選。ルフィとエースの義兄弟・サボ役の審査を受けるも、同じくレジェンド声優の古谷徹さんがその座を勝ち取ることに。声優界は売れっ子でもオーディションで落選することが当たり前という世界なだけに、知られていない大物落選者が他にも大勢いそうです」(同・ライター)

ナミの声が日髙、ゾロの声が平田、サボの声が山寺である世界線があったかもしれないとは、なんとも激熱な展開である。

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