月9をこっちにするべきだった? 吉岡里帆×瑛太の深夜ドラマ『時をかけるな、恋人たち』が大好評スタート! 不評の『ONE DAY』と明暗くっきり

吉岡里帆 

吉岡里帆  (C)まいじつ 

俳優の吉岡里帆と永山瑛太が出演する新ドラマ『時をかけるな、恋人たち』(フジテレビ系)第1話が10月10日に放送され、深夜帯にも関わらずすこぶる好評を得ている。

このドラマは、時間SFを得意とする「ヨーロッパ企画」の上田誠氏が脚本を担当。


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主人公・常盤廻(ときわめぐ・吉岡)が、井浦翔(いうらかける・瑛太)とともにタイムパトロール隊として時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするSF恋愛コメディー。

初回の平均世帯視聴率は、2.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。

広告代理店勤務のアートディレクターである廻は、ひそかに思いを寄せていた後輩が婚約をしたことを知り、失意のどん底に落とされた。公園のベンチでやけ酒をあおっていると、突然座っていたベンチごと地面に沈み、未来人風の男・井浦翔が登場。

タイムパトロール隊員だという翔は、廻をメンバーに引き入れ、違法なタイムトラベルで令和に降り立った男性を制裁するべくミッションへ。この世界には、未来人は過去人に影響を及ぼしてはいけないというルールがある。巻き込まれた廻は、ルールを破って歴史の改変を行っている男性を元の時代へ戻そうとするが…という展開になった。

豪華キャストの月9『ONE DAY』の評価は…

「脚本の上田氏は、アニメ『四畳半神話大系』や映画『サマータイムマシン・ブルース』などで知られる〝SFの名手〟。設定そのものが突飛で面白く、それでいて矛盾しないストーリー作りはお見事です。

深夜枠のため放送時間が30分(実質23分)なので、テンポよく話が進むことも好評。同じフジテレビ系とあって、一部視聴者からは『これ月9の枠でやった方が盛り上がったんじゃない?』との声があがるほど。『サマータイムマシン・ブルース』にも出演した瑛太を再登用したことで、2人のかみ合いの良さも感じられます」(芸能ライター)

今期の月9『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)は、『嵐』二宮和也、大沢たかお、中谷美紀がトリプル主演を務める上、脇役も江口洋介や佐藤浩市、中川大志などビッグネームばかりだが…。

「1日の出来事を1クールで描くという意欲作ですが、第1話の時点で〝間延び感〟が否めなかった。トリプル主演の3人が複雑に絡み合うかと思ったら、それぞれ完全に別々で物語が進行。期待していたような面白みは全くありませんでした。

もちろん、今後の盛り上がりに期待大ではありますが、現時点では多くの人が『時をかけるな、恋人たち』に軍配をあげるのでは」(同・ライター)

大切なのは、放送枠やビッグネームな役者ではない。同作には、最近流行りの〝予算爆かけ作品〟へのアンチテーゼを掲げてほしいものだ。

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