『新しい地図』は悲劇のヒーローじゃない? 元SMAPマネージャー・飯島三智氏に向けられる疑い

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2010年頃からジャニーズJr.のマネジメントを担当し、一時は次期社長と目された元幹部・飯島三智氏が、一連の性加害問題にダンマリを決め込んでいる。ネット上には彼女の発言を求める声も多いが、無関係として総スルーされているのが現状だ。

「飯島氏は現在、『新しい地図』属する株式会社CULENの代表を務めている。同社には稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が属するが、各メディアは性被害の有無を総スルー。取材と称して元所属タレントに『あなたも性被害に遭いましたか?』と無神経な質問をするメディアも、現役ジャニーズ所属タレントに『自分も性被害に遭ったのか答えろ』と問う記者も、この3人には被害を質問していません」(芸能記者)

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性加害問題をめぐっては、芸能界全体、ひいては日本社会全体の問題とも指摘されたが、「新しい地図」はメンバー・代表含めて我関せず。だが、この沈黙が功を奏しているのか、一切咎められることなく、新規の仕事が順調に決まっている。

中には、ジャニーズ事務所から「『新しい地図』を出すな」と圧力をかけられた疑惑を引き合いに、これまでの鬱憤を晴らすような活躍を期待する声すらある。しかし、この認識はあまりにもお気楽だというのだ。

“圧力の被害者”どころか実は…

「飯島氏が悲劇のヒロインだと思っている人間は、判官贔屓に侵されすぎている。早い話、彼女は社内の権力闘争に敗れただけで、その過程では自分も相当に強引な手法をとっていたわけですよ。追い出し同然に退社したから可哀想に映っているだけで、彼女が純粋で健全な組織運営をしていた訳ではありません。そのひとつが、稲垣の逮捕時、バーニングや田辺エージェンシーといった業界のドンまで巻き込み、フジテレビへ圧力をかけたエピソードでしょう」(芸能ジャーナリスト)

これは、2018年5月1日、元フジテレビアナウンサー・長谷川豊のブログで告発されたものだ。

長谷川は当時について《当然、逮捕されているので「容疑者」と「一瞬は」僕たちも読んだんですよね。で、それに激怒したのが飯島さんという女性マネージャーさんで「SMAPの担当」として非常に強い力と影響力を持っていた方でした》と、飯島氏が現場に介入してきたことを暴露した。

《徹底的に怒ってきて、僕たちがどれだけ「そう呼ぶことに決まってるんですよ…」と説明しても取り付くシマがない。彼女はSMAPのマネージャーとしてだけではなく、香取さんや草なぎさんらが出演していた「いいとも」を通じて、バーニングの周防さんやタモリさんの事務所の田辺さんととても親しかったので、そこからも圧力をかけてきてどうしようもなくなっちゃいました。さらには「もうSMAPを「SMAP×SMAP」に出させない!」と言ってきたんです。これには参りました》とも明かしている。

「飯島氏自身も各業界に圧力をかけていたと指摘されていますし、少なくともフジテレビに関してはこうして具体的な告発がされているわけです」(同)

しかし現状、ジャニーズ問題は〝やめれば無関係〟がまかり通っている。こんな扱いが許されるのだろうか。

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