『サザエさん』60歳から71歳の声優にバトンタッチ! まさかの交代劇に波紋広がる…

 

(C)Bagus Production / Shutterstock 

国民的アニメ『サザエさん』(フジテレビ系)で花沢花子役の声優・山本圭子が、10月29日の放送をもって最後の出演を迎えた。視聴者からは惜しむ声があがるとともに、サザエさん声優の交代劇が注目集めている。

山本演じる花沢さんの最後の登場となったエピソードは、「穴子さんの丹前」。通学路を歩くカツオに「磯野くーん!」と呼びかけるおなじみのシーンもありつつ、サザエさんと一緒に「アハハ!」と笑うセリフで締めくくった。


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「今回の交代で花沢さん役は初代・秋元千賀子、2代目・山本圭子に続き3代目。山本が声を担当しはじめたのはいつかという記録は残っていないようですが、山本にとって半世紀近く演じてきたキャラクターとなりました。交代の理由は明らかになっていませんが、山本は現在80歳で、新任の渡辺久美子は58歳と若返りが期待されていることは明らかです」(芸能ライター)

サザエさん役は83歳の加藤みどり

花沢さんの交代と同時に、磯野家の隣の家に住む作家の伊佐坂難物の声も、声優の中村浩太郎から牛山茂にバトンタッチすることが発表された。

中村は2009年から15年間、伊佐坂先生の声優を担当。牛山による新たな伊佐坂先生は11月12日放送の「夫婦ゲンカ延長戦」から放送される予定だ。

「花沢さんの交代劇で若返りを狙っていると指摘しましたが、伊佐坂先生の役は中村が60歳、新任の牛山が71歳。超高齢化が進む『サザエさん』チームで、あえて年齢が高いキャストに変更する理由とはいったい…。中村の体調を心配する声などがあがっています」(同・ライター)

ちなみに、1969年の放送開始から54年に渡ってフグ田タラオ(タラちゃん)の声を務めていた声優の貴家堂子さんが2023年2月に亡くなったことで、サザエさん一家の声優陣で初回から出演し続けているのは主人公・フグ田サザエ役の加藤みどりたった1人となった。その加藤も83歳と高齢である。

声優の交代劇は最初こそ違和感があるかもしれないが、だんだんと馴染んでくるというものだ。今後もできる限りながく、アニメ放送が続いてほしいものだ。

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