旧ジャニーズへの忖度疑惑で大騒動!『ベストアーティスト』TOBE所属グループの出演時間が短すぎた理由

滝沢秀明 

滝沢秀明 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

12月2日放送の『ベストアーティスト2023』(日本テレビ系)をめぐり、ネット民が大騒ぎしている。

番組には元ジャニーズJr.の『IMP.』がVTRで出演した。グループは同日に大阪で行われた音楽フェスに出演していたため、パフォーマンスの模様をVTRで流す措置がとられた。MCの『嵐』櫻井翔は、Jr.時代の「IMP.」が『嵐』のバックダンサーを務めたことから、「注目しているユニットですね」などとコメントした。

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しかし、グループがVTR出演な上、パフォーマンスがワンコーラス以下の短時間だったことから、ファンからは不満が殺到。旧ジャニーズへの忖度ではないかとの声が相次いだ。

だが冷静に読み解けば、忖度や圧力が介在していないことが濃厚だ。

「大前提として、今の旧ジャニーズ事務所に圧力をかける力もなければ、局が忖度するような影響力もない。生パフォーマンスじゃないことに文句を言っているファンがいたが、『IMP.』はもともとVTRだと告知されていた。櫻井がコメントしているし、圧力だ忖度だなんて陰謀論」(芸能プロ関係者)

そもそも「IMP.」のキャスティング自体、本来ならありえないところを、〝逆忖度〟で出演したと言っていい。

滝沢秀明社長も「見ない方がいい」

「『IMP.』はデビュー半年、配信で2万弱ほどのセールス、公式YouTubeで最も再生されているものは800万回ほど。他のアーティストは数千万や、中には1億回再生されているアーティストもおり、一般知名度が高いわけでもない。

ではなぜ出られたかというと、『旧ジャニーズに忖度してると思われないために、元ジャニーズのグループを出そう』というアリバイ作りでしょう。性加害問題がなければ出られなかったし、下駄を履かせられています」(ジャニーズライター)

このように現在の状況は、男性アイドルグループにとって〝ボーナスタイム〟なのだ。

「人気や売上の問題で歌番組に出られなくても、世間が『圧力!』『忖度!』と騒いでくれます。『IMP.』はSpotifyで150位圏外、LINE MUSICでも100位圏外と、むしろ『ベストアーティスト』出演は実力以上の過大評価とも言える」(同・ライター)

そもそも、TOBE社長の滝沢秀明氏本人が、忖度や圧力を否定している。

「滝沢氏は放送後にサブスク限定のTikTokライブを行い、今回の話題に言及。その中で『2秒でも映れればいいでしょ』『Xで(圧力と)書かれてるの? そういう見方しかできない人は見ない方がいい』『エンターテインメントってもっと深くて、ひと目じゃ見れないんだよ 俺らはそういう仕事をしてるんです』『TOBEは誰も気にしていない』と、圧力や忖度を否定しています」(同)

まだまだ界隈を巡る騒動は続きそうだ。

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