福原遥『あの花』が異例の特大ヒット!『花束みたいな恋をした』を超える可能性も浮上

画/彩賀ゆう

画/彩賀ゆう 

朝ドラ女優・福原遥が主演する、2023年12月8日公開の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の興行収入が30億超え間近とすこぶる好調だ。

同作は、SNSを中心に話題を集めた汐見夏衛の同名ベストセラー小説を映画化。戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高生・加納百合(福原)と、特攻隊員の青年・佐久間彰(水上恒司)の切ない恋を描くラブストーリーだ。

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「SNSを中心に『とにかく泣ける』と話題となり、初週こそ〝10億円も目指せるスタート〟とまずまずのヒットの兆しを見せていた程度でしたが、フタを開けてみれば3週連続で週末興行ランキング実写邦画1位を獲得。12月31日までに、興行収入22億円を突破する大ヒットとなりました。

公開からしばらくしても動員は減っておらず、福原と水上も、2024年1月8日に行われた舞台挨拶で『信じられないです』とその反響に驚きを隠せない様子でしたね」(芸能ライター)

『花束みたいな恋をした』を超える可能性

映画業界でも〝奇跡のヒット〟として注目されている『あの花』。一体、意外過ぎる特大ヒットした要因はなんだろうか。

「前提として、同作は通常興行より多めの333館で上映されているということ。また、NHKの朝ドラ『舞いあがれ!』で主演を務めた福原と、現在放送中の朝ドラ『ブギウギ』で知名度を上昇させている水上の〝朝ドラコンビ〟であることも、作品のイメージにぴったりだと好評で、口コミでどんどん伸びていったようです。

ただ、ジャニーズアイドルのように熱烈なファンがいる俳優でもないので、キャストだけみれば、10億円いけば大成功くらいに見積もられていたのではないでしょうか。この調子でいけば、最終興収約38億円の菅田将暉×有村架純×坂本裕二の『花束みたいな恋をした』を抜く可能性すらあります」(同・ライター)

アニメ映画に完全に押されっぱなしの邦画だが、キャストに頼らず面白いものを作れば、きちんと客足は伸びていくようだ。

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