『ホロライブ』1期生・夜空メルが突然の契約解除…混乱のなかで“中の人”が投稿したメッセージとは

『ホロライブ』1期生・夜空メルが突然の契約解除…混乱のなかで“中の人”が投稿したメッセージとは

『ホロライブ』1期生・夜空メルが突然の契約解除…混乱のなかで“中の人”が投稿したメッセージとは (C)PIXTA

人気VTuberグループ『ホロライブ』に所属していた夜空メルが、1月16日にタレント契約を解除されたことが明らかとなった。突然の発表にファンたちがざわつくなか、“中の人”と見られる人物が事の経緯を説明し、さらなる波紋を呼んでいる。

機密情報の漏洩によって契約解除へ

夜空は「ホロライブ」の1期生として2018年5月から活動していた古参VTuber。1月15日まで配信活動やSNSでの投稿を行っていたが、その翌日に突如として運営のカバーから「契約解除に関するお知らせ」が発表された。

同文書によると、契約解除の理由は《弊社から取得した機密情報や、やり取りを許可なく第三者に漏洩するといった契約違反行為が認められたため、企業としてマネジメントやサポートを継続することが困難と判断し、当該タレントと合意の上、本決断を選択いたしました》とのことだ。

現在の「ホロライブ」人気の礎を作ってきた初期メンバーが“実質クビ”宣告を受けたことで、ファンはもちろん、同グループのVTuberたちにも激震が走った模様。同じ1期生の白上フブキ、アキ・ローゼンタール、赤井はあと、夏色まつりは緊急で配信を行い、涙ながらに胸中を打ち明けていた。

「夜空といえば、2019年10月頃から『ホロライブ』の運営スタッフに誹謗中傷やセクハラなどの迷惑被害を受けていたことを告発し、その後運営が事実を認めるという騒動がありました。夜空本人がことを荒立てなかったこともあり、事態はそこまで大ごとにならず収束しましたが、いわば『ホロライブ』側からすれば大きな“借り”がある演者だったはずです。

そんなタレントに対して、即日クビ宣告を突きつけたということは、よほど重大な契約違反行為があったのではないでしょうか。“卒業”扱いにせず、契約解除として発表したことからも、事態の深刻さが伝わってきます」(VTuberライター)

情報漏洩が問題視されるVTuber業界

ファンたちが大混乱に陥っているなか、夜空の“中の人”というウワサがある人物のXアカウントにて、とある文章が投稿された。「お騒がせしている件について」と題されたその文章では、《精神面で辛い時期や出来事があった際などに、信頼していた方に話をしてしまいました。軽率な行動だったと深く反省しております》と情報漏洩の経緯について説明するような一文が記されていた。

「情報漏洩によって事務所から追放されるVTuberは、以前から後を絶ちません。『ホロライブ』でいえば、潤羽るしあが秘密保持に抵触する情報やSNS上のやりとりの漏洩などを理由に契約解除となっているほか、機密情報漏洩をきっかけとしてデビュー1カ月足らずで卒業となった魔乃アロエのような例も存在します。

なお『ホロライブ』1期生では人見クリスという引退者もいましたが、彼女の場合は“中の人”の素行に関するトラブルが原因でした」(同)

カバーは昨年3月に東証グロース市場に上場しており、世間的な注目度も高まっている。所属タレントにはますます厳しいコンプライアンス意識が求められそうだ。

文=「まいじつエンタ」編集部

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Kostiantyn Postumitenko / PIXTA