オイシックス会長、「放射能汚染水」とポスト。株価が下落し不買運動に発展

(C)Roman Samborskyi / Shutterstock

東証プライム市場に上場している、オイシックス・ラ・大地株式会社の藤田和芳会長が2月12日、X(旧Twitter)に投稿した原発関連のポストに批判が殺到し不買運動にまで発展し、株価もこの2日で大幅下落となっている。

オーガニック食材の宅配でも人気の『Oisix』を展開する企業のトップでもある藤田会長は、自身のXで「東京電力は、福島原発の放射能汚染水を流し始めた」(当該ポストは削除済み)と投稿。後に指摘を受け、「汚染水」という表現は風評被害を拡大する恐れがあるとして、「処理水」に訂正したが、実業家の田端信太郎氏や経済学者の池田信夫氏らが参戦し議論になっている。

【関連】田端信太郎、今後の松本人志と文春砲について語った予想が的中も「マズいと思う話はない…」今回の文春の立ち回りは上手 ほか

田端氏は藤田会長の過去の投稿を引用する形で、常習的に原発や放射能について投稿していることを指摘。企業のトップである人間が、センシティブな話題をXに投稿しているにも関わらず放置し続けたオイシックス高島社長の姿勢を問題視した。これに、高島社長が反応し田端氏のポストを引用して「相変わらず言葉が汚くて嫌ですね。」と投稿。これには田端氏も「それ、そのまんま、おたくの藤田会長に言ってあげてくださいよ!」とツッコミを入れる展開になっていた。

また池田信夫氏は、自身がOisixのユーザーだったようだが、“わが家は「放射能汚染野菜のオイシックス」のアカウントを削除した。これだけ集中砲火を浴びてコミュニティノートまでついたのに、広報は何やってるのか。危機管理もできないのか。”と怒りを露わにし、会長が謝罪して辞任するまで不買運動を続けると宣言している。

この一連の騒動は株価にも影響したのか、13日に日経平均株価の終値が前日比2.9%と急騰していたものの、オイシックスの株価はマイナス4.2%と大幅に下落。本日14日も終値マイナス4.5%下落し、2日続けて大幅に値を下げており、オイシックスの今後の対応が注目される。

【あわせて読みたい】