高須幹弥氏、日本初の内臓脂肪減少薬「アライ」を解説「トラウマになって飲まなくなる」「結局挫折する人が多いですね」

高須クリニック名古屋院院長の高須幹弥氏が3月5日、YouTubeを更新。大正製薬から4月8日に新しく発売される日本初の内臓脂肪減少薬『アライ』について、期待される効果と副作用を解説した。

大正製薬の内臓脂肪減少薬「アライ」は要指導医薬品に分類され、薬局で薬剤師のチェックを受ければ、医者の処方箋なしで薬局で購入できるようになる。

これまでにクリニックで同じような効果の薬を処方したことが多く、患者の経過や副作用について詳しいという高須院長は、「世の中には怪しい痩せ薬や痩せサプリがある」と前置きしつつ、「この薬はちゃんと服用すれば痩せる」と語った。

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アライの効果については「腸の中で脂肪を分解する酵素“リパーゼ”の活性を抑える」とし、通常ならリパーゼによって分解された脂は腸から吸収され、エネルギーになったり、体脂肪になったりするが、「リパーゼの活性を抑えるので脂肪が分解されない。分解されないから腸から吸収されずそのまま便から出る」と解説した。

一方で心配される副作用の一つに「便やおならから油が漏れること」があるという。便器が油でベタベタになり掃除の手間がかかってしまうことや、おならを出す際に油も出てしまいパンツが黄色くなり臭いもひどいとのこと。そんな副作用から「トラウマになって飲まなくなる」「結局挫折する人が多いですね」と高須院長。「この薬はあんまり広がらないんじゃないかなと思う」とも語った。

副作用が気になる一方、高須氏はアライが世の中に広がると、「医療費の削減に繋がる」と期待を抱いている。高須氏によると、日本人は生活習慣病などによる不健康な寿命が長いという。「日本国民みんなが健康になるのはすごくいいことだと思う」と展望した。

これに対し視聴者からは「副作用を知らずに安易に使う人が少なくなりそう」や「副作用を聞いたら絶対飲みたくないと思った」と、やはり副作用のハードルの高さがネックになるという反応が多かった。

参考:YouTubeチャンネル 高須幹弥「高須幹弥(高須クリニック)」

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