堀江貴文氏、梅沢富美男の「海鮮丼8,000円」インバウンド価格批判に苦言「元々の価格が異常だったってことを気づいた方がいい」

実業家の堀江貴文氏が3月6日、自身のYouTubeチャンネルを更新。俳優の梅沢富美男が馴染みの店のインバウンド価格を批判したことについて「別に来なくていいよ」と私見を述べた。

梅沢富美男は3月4日、バラエティ番組に出演した際に、函館にある行きつけの店に訪問したエピソードを披露。今まで食べていた3,000円の海鮮丼がインバウンド需要を受け8,000円に値上がりしており、飲食店に対し「お前らいい加減にしろよ」「2度と来ないよ」と言い放ったという。

堀江氏は「正直、海鮮丼の価格ってこれまで安すぎたと思うんですよね」と述べ、「安い回転寿司とかですね。あんな値段で食えるわけはねぇんだよ。あんな値段で売ってるから不良になるし、それに(日本人が)慣れきっちゃってるから、梅沢富美男さんみたいなことになっちゃう。元々の価格が異常だったってことを気づいた方がいい」と苦言を呈した。堀江氏は魚の市場価格が上がらないため、乱獲が起き、水産資源が枯渇するという悪循環が生まれていることについても指摘する。

また、低価格の飲食店は庶民の味方と消費者から捉えられることが多い一方、近隣の飲食店が苦境に立たされる可能性があることも指摘。低価格の飲食店は年金生活者が従業員を雇わないで利益を上げずに経営する場合などは成り立つが、従業員を雇って労働基準法を守りながらだと厳しく、「普通にやってる飲食店からしたら大いに迷惑です。やっぱ物事っていうのは立体的に見ないとダメなんですよ」と語った。

そして、「梅沢富美男さんような意見が出てきて、これに賛同する人が出てきたりとかして、値上げしづらくなったりとかするんだけど安すぎます。正直日本って、例えばラーメンが1,000円以下で食べられるとか、狂気の沙汰ですよ。労働基準を守ってちゃんとやったらそんなことなかなかできないよねっていう話」とし「インバウンド価格、大いに結構。僕は梅沢さんの考え方、間違っていると思います」と締めた。

動画へのコメントでは、「労基守って賃金上げるには価格に反映させてもっと儲けないと無理。だから堀江氏の言うことは正しい」「安い値段合戦で上手くいかなかったのがこれまでの日本なのになぜ価値観が変われない人がいるんだろうか」といった声も寄せられている。bi

参考:YouTube チャンネル『堀江貴文 ホリエモン』

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