イルミ=ヒソカ説はハズレ!?『HUNTER×HUNTER』連載再開で考察勢が混乱中

イルミ=ヒソカ説はハズレ!?『HUNTER×HUNTER』連載再開で考察勢が混乱中

『HUNTER×HUNTER』37巻(冨樫義博/集英社)

冨樫義博の大人気漫画『HUNTER×HUNTER』といえば、複雑に張り巡らされた伏線が魅力であり、読者の間では盛んに考察が行われている。しかし最近『週刊少年ジャンプ』で描かれているストーリーでは、とある有名な説が否定されてしまったようだ。

イルミ=ヒソカをめぐる考察

その説とは、連載休止前からまことしやかに囁かれていた「イルミがヒソカになりすましている」説。そもそもの発端となったのは、コミックス36巻に収録された第377話『画策』だった。

同エピソードでは、「幻影旅団」の新メンバーとして加入したイルミが、他のメンバーたちに自己紹介を行うシーンがある。そこでイルミは、「ハーイ ボクはイルミ」と言いながら、手でカタカナの「ヒ」のようなハンドサインを提示。このハンドサインが、ヒソカを意味しているのではないかという考察が浮上したのだ。

さらに、イルミの一人称はそれまで「俺」だったのだが、ここではヒソカと同じ「ボク」へと変化。また「ハーイ ボクはイルミ」という言葉も、縮めると「敗北はイルミ」という言葉として読める。

また36巻のカバー折り返し部には、冨樫による《ネタバレ。あえてね。》という意味深なコメントが。そうした描写も含めて、「幻影旅団」入りしたイルミは偽物であり、ヒソカの変装だと推測されていた。

そんな説が覆されたのは、連載休止明けの「ジャンプ」でのこと。第392話『情報』・第393話『懇願』で、物語が大きく動いたのだ。

※単行本未収録分の内容に触れています

そこではカキン3大マフィアの1つ「シュウ=ウ一家」の捜索により、ヒソカが第三層の繁華街エリアを普通にうろついているところを発見されている。ところがヒソカが変装中とされているイルミは、現在3層中央警察署に軟禁状態となっているはずだった。

「イルミ=ヒソカ説」の破綻とも言える描写に、ネット上では《イルミ=ヒソカ説とか信じてたやつおる?》《考察班だっさ》《考察(笑)かなしいなあ…》と煽り合いが巻き起こっているようだ。

ちなみに一見意味深な「ヒ」のハンドサインは、冨樫がハマっているアイドルグループ「日向坂46」を示すものとされている。これが本当だとすれば、考察勢は冨樫の“ドルオタ趣味”に振り回されていたことになってしまいそうだ。

ところがその後、「イルミ=ヒソカ説」の支持者からはさらなる反論も。イルミは3層中央警察署行きを命じられた際、「シャワー付きの独房」に入ることを希望していた。

その後、ヒソカが再登場したシーンでは、お馴染みの道化姿ではなく、髪を下した状態になっていたのだ。ここから、ヒソカがシャワーを浴びて変装を解いた…という推測が行われているらしい。

ただ、イルミとして旅団メンバーと言葉を交わす場面もあったため、「どうやって声の違いを誤魔化していたのか」という疑問は残る。そもそも冨樫の作風的に、そこまで手の込んだ伏線の張り方はしないような気もするが…。

はたして考察は当たっているのか、それともドルオタ趣味に翻弄されているだけなのか。正解が気になるところだ。

文=Tら
写真=まいじつエンタ
■『HUNTER×HUNTER』37巻(冨樫義博/集英社)

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