遊戯王、MTG、ポケカ界隈は限界集落!? プレイヤー高齢化と“紙のカード”が抱える問題

遊戯王、MTG、ポケカ界隈は限界集落!? プレイヤー高齢化と“紙のカード”が抱える問題

遊戯王、MTG、ポケカ界隈は限界集落!? プレイヤー高齢化と“紙のカード”が抱える問題 (C)PIXTA

『遊戯王OCG デュエルモンスターズ』に『マジック:ザ・ギャザリング』など…。ここ最近、トレーディングカードゲーム(TCG)界隈の高齢化が取り沙汰されている。令和の時代において、「紙のカードゲーム」はもはやお役御免なのだろうか。

高齢者のたしなみになったカードゲーム

実際にカードショップなどに出入りする人々は、TCGのコミュニティが高齢化しつつあることを実感しているようだ。

SNSなどでは、《全体的にTCGプレイヤー、高齢化してね?》《TCGプレイヤーの高齢化は顕著だからメーカー側も躍起になってる気はする》《TCG自体が天国へのカウントダウン刻んでるように思えてくる》《紙のTCGの高齢化問題にメーカーもショップも向き合うべき》といった声が飛び交っている。

ちなみに世界保健機関(WHO)が定義する「高齢者」とは、65歳以上の人のこと。だが、TCG高齢化問題の議論で想定されている“高齢者”は、20代後半から30代以上といった印象だ。

そもそもカードゲームは子どもをターゲットにしたホビーというイメージがあるため、TCG界隈だと20代後半でも高齢者なのだろう。

つまるところ問題視されているのは、TCGが「子どもが遊ぶものではなくなってしまった」ということ。

そうなっても仕方がないと思えるほど、紙のカードゲームはさまざまな問題を抱えているようだ。

高額すぎて子どもが買えない!?

TCG高齢化問題の要因としてまず挙げられているのが、転売屋の買占めによるカードの高額化。

たとえば『ポケモンカードゲーム』は今でも比較的子どもに人気があるTCGだが、転売屋による買い占めが相次ぎ、カードの高額化に歯止めが掛かっていない。

ことを重く見たのか、ポケモン関連グッズ公式ショップ『ポケモンセンター』は、『ポケモンカードゲーム』の販売方法変更を発表。1月20日に発売が予定されているいくつかの拡張パックやスターターセットなどについて、事前抽選による販売を決定したようだ。

ただ、街の小さなカードショップのいくつかは、「転売屋と結託してカードの値段を意図的に吊り上げている」といった話もよく耳にする。

「ポケモンセンター」の施策が転売問題解決のきっかけとなれば良いのだが、焼け石に水で終わってしまう可能性も少なくない。

また、TCG高齢化問題に関しては、「そもそも紙のゲームが時代遅れ」といった指摘も。

たしかに最近は、『遊戯王 マスターデュエル』を始めとして、スマートフォンなどでプレイできるデジタルカードゲーム(DCG)が増えている。

デジタルゲームなら転売屋がカードを買い占める心配もなく、オンライン上で対戦が可能。そんなDCGが“若者”の支持を集め、経済的に余裕がある大人だけがTCG界隈に残ったと考えられている。

今後TCG界隈はどんどん限界集落のようになっていくのだろうか。

コレクションアイテムとしてはやはりデータよりも紙のカードの方が魅力的だと思うので、どうにか生き残ってくれれば良いのだが…。

文=大上賢一

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SeventyFour / PIXTA

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