論破王・ひろゆきがデマ拡散!?『マクドナルド』に物申すも「無理がある」

ひろゆき 

ひろゆき 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

「ひろゆき」こと西村博之が、またもソースがない適当な発言を繰り出して、ネット上で怒り・呆れ・苦笑が沸きに沸きまくっている。

今回ひろゆきが言及したのは、ポテトの販売規制がニュースになっている『マクドナルド』に関して。現在、同社はマックフライポテトの販売をSサイズのみに制限している最中。理由については、輸入先・北米の船便経由地であるカナダ・バンクーバー港の水害や雪害による貨物滞留、コロナ禍での物流網の混乱による輸入遅延であると、同社HPで〝正式〟に表明されている。

しかし、ひろゆきは1月15日に行った自身のYouTube配信で、「ポテトSだけっていうので『ポテト食べたい!』って、売上が上がったわけじゃないですか」と発言。さらに、「芋なんて、買おうと思えばいくらでも買えるんですよ」「ただ、高い国産の芋を買うのが嫌だからSだけにして。それがプロモーションになって売れたので、経営陣はウハウハ」と言い切ったのだ。

しかし、「売上が上がった」「高い国産を買うのが嫌」「プロモーション」との発言は、明確に事実に反する。

公式HPにも掲載されているように、マックフライポテトの産地と加工国はアメリカとカナダ。これは、同製品に適した品種のじゃがいもがここでしか栽培・加工できないためであり、「高い国産の芋を買うのが嫌だから」「プロモーション」というのは事実無根。売上に関しても、該当する期間のものはまだ公表されていない。

嘘つくのやめてもらっていいですか?

これを知らなかったのか意図してやったのか、マックのポテト用じゃがいもが国内でも調達可能だと断言したひろゆき。極めて無知で恥ずかしい上に、事実に反する情報を基に、さもマクドナルドがプロモーションとしてポテトを出し渋っているような悪質なデマも流している。

データがない以上「何かデータとかあるんですか?」と指摘せざるを得ず、事実と異なる以上「それってあなたの感想ですよね?」としか言いようがなく、虚偽である以上「嘘つくのやめてもらっていいですか?」としか言えないこの発言。これにネット上には、

《細長い品種が日本の気候じゃ栽培できないから輸入してるんだが》
《売上が上がったなんてデータないだろ 完全にただの決めつけじゃん》
《消費量多い大手が満足する量を緊急確保できるわけないだろ》
《こういう社会的常識すらない奴がペラペラ喋ってるだけで金が流れる社会ほんとやめてほしい》
《原因ハッキリしてるのに無理があるだろこの主張は》

といった声が上がり、ひろゆきが〝論破〟されている。

「刑法では、虚偽の情報を流して株価に影響を与えた者を『風説の流布』で逮捕することができます。今回の発言により、マクドナルド社の株価が下がった場合、ひろゆきはこの対象になり得ますね。そうでなくても明確に事実無根の情報を流されたのですから、マクドナルド社は名誉毀損として告訴することも可能はなずです」(ITジャーナリスト)

もう彼は「知の巨人」ではなく、ズレズレの事実誤認しか言えない「痴の虚塵」なのかもしれない。

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