衆院東京15区補選の過熱ぶりに、茂木健一郎氏「熱くなってもしょうがない」。それより大切なこととは?

脳科学者の茂木健一郎氏は4月18日、自身のYouTubeチャンネルに投稿した動画の中で、衆議院東京15の補選について言及。誰が当選してもいいと思っていることを明かした。

茂木氏は「議員さんってね、もちろん法律を作ることが仕事じゃないですか」「法律を通すことによって世の中は変わっていくんでしょうね」と前置きし、「極端なことを言うと、議員ってのは誰がなってもいいんだろうな、と思ってるところがあるんですよ。首長さんとか総理大臣も誰がなっても、政策をちゃんとやってくれればいいと思ってるところがある」と述べた。

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そして「議員さんはやっぱり結局、政権与党に入って大臣とか副大臣とか政務官にならない限り結局、1票なんでね、委員会とか本会議での投票も。その程度なんだろうと思うんですよ」と、一つの選挙が国会の政策審議に与える影響はわずかなものだと指摘した。

衆議院東京15の補選に、親しい友人など複数人が立候補しているという茂木氏は「変な話みんな受かってほしいという気持ちですよ」「対岸の火事を見ているというわけじゃないですけど、あの選挙に熱くなってる人がいるんだなと」「僕は特定の候補者に肩入れすることはないなと思うんですよね」と語った。

そして「僕も興味はありますよ、誰が当選するのかなって。だけどさ、それって底が浅い話なんだよね、ある意味では」と持論を展開。「そんなことよりも、やっぱり政策問題をちゃんと議論したほうがいいんじゃねえかなと俺は思う。そっちの方で熱くなるのは(構わない)」と指摘。「Twitter上でそのどの候補者がいいとか、そういうことで熱くなってるのは、なんか俺は違うなって。そんなことで熱くなってもしょうがないんじゃないの」と疑問視した。

参考:YouTubeチャンネル『茂木健一郎の脳の教養チャンネル』

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