冬ドラマは“期待ハズレ”だらけ? ぶっちぎりのワースト1は…

阿部寛 

阿部寛 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

2022年1月期のドラマがスタートを切って、それぞれ2~3週が経過したが、軒並み「期待ハズレ」だと落胆の声が多く上がっている。

まず「期待ハズレ度」でぶっちぎりトップに立っているのが、阿部寛主演の日曜劇場『DCU』(TBS系)。海上保安庁に新設された「DCU」というスペシャリスト集団を扱うドラマで、放送前には『海猿』(フジテレビ系)のような熱い救出劇が期待されていたが、実際はただの刑事ドラマ。海の要素は、海の中から証拠品を拾い上げるというだけで、事件自体もシンプルで意外性がない。ネット上では

《思ってたのと違う コレジャナイ感》
《海保だから海猿みたいなの期待してたのに、ただの刑事モノじゃん!》
《DCUってMER的なやつかと思ってたけど、ミステリーっぽいのか》
《海も陸も捜査します!みたいなドラマだと思わなかった…資格取って潜ってると聞いて期待してた割に海のシーン少ない》

といった声が上がっている。

フジテレビだけがかろうじて奮闘

高畑充希主演の水曜ドラマ『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』(日本テレビ系)も超期待ハズレ作品だ。日テレの高視聴率枠である水曜22時ドラマの上、主演は高視聴率女優・高畑、脇には実力者の松田翔太という万全の布陣であったが、とにかくストーリーが古臭いと評判。世帯平均視聴率は初回から8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)とコケ気味で、第2話では7.1%に急落。分かりやすく、視聴者が「期待ハズレだ」と感じたことが数字に表れている。

菅田将暉主演の月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)は、視聴率13%を超える絶好調で第3話を終えた。『TVer』歴代最高の再生数を記録するなど申し分ないが、第3話の事件の真相がショボかったことから《いきなりつまらくなった》《もう見ないかも》といった声もチラホラ上がっている。

他にも、『嵐』松本潤の主演、民放最強クラスの高視聴率枠であるテレビ朝日「木曜ドラマ」枠、脚本・遊川和彦氏というドラマ『となりのチカラ』も、出だしから躓いている。TBS、日テレ、テレ朝がコケる中、果たしてフジテレビは踏ん張れるだろうか。

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