ヒロミ知床観光船事故への持論に賛否!「サラリーマン経験がないから…」

ヒロミ 

ヒロミ (C)まいじつ 

タレントのヒロミが4月26日、『スッキリ』(日本テレビ系)出演。知床の観光船が遭難した事故について、「船長が戻ると判断した時に、会社が何と言おうと戻れる状況にしておかないといけない」と自身の考えを示し、ネット上で賛否の声が上がっている。

「僕、船に乗るんですけど」と自身も船舶免許を取得していることを明かしたヒロミ。「船で一番怖いのは風。風が吹くと波が高くなるから、そこをすごく気にする」と説明する。観光船が出航したとき、海がかなり荒れていたことから、「波が大きくなった時になぜ戻らなかったのか。2、3メートルの風になると波に刺さっちゃう状況。操船も経験がないと難しい」と船長の判断を疑問視した。

そして、「会社が何と言おうと戻れるという状況にしていないんだけど。海の状況で無理になった時、出港の時からそうだけど、会社が行けと言ってもこれは無理というのが成立しないと」と指摘した。

ヒロミの遭難事故についての考えに、視聴者からは

《原因がまだわからないけれども、恐らく同じような状況で何度も出航してたんだろうね。他の観光船でもあるんじゃないかと思う》
《日本の企業って現場の判断で臨機応変に動くことを許さないからね。このままだったら同様の事故がないとも言い切れないよね》
《同じことが起きないように、安全を徹底する制度を作る必要があると思う》

などのコメントが寄せられている。

日本社会の在り方が問われることに

しかし、観光船の運航会社は2、3年前に社長が代わり、ベテラン社員が全員解雇されている。また、コロナ禍で借金を抱えており、運航を強行したのは社長の指示があったからと言われている。これに対し、ネット上では

《ヒロミのいうことは正論だけど、社長の指示を無視したらクビになるんだぞ。そこはどうなの?》
《ヒロミはサラリーマンを経験したことないからな。従業員はよほどのことがない限り、社長に言われたら断ることはできないと思うよ…》
《船長だけを責めるわけにはいかないよね。一番悪いのは金儲け主義の社長だと思う》
《会社が行けと言ったら台風でもない限り断れないだろうなぁ。それが日本のサラリーマンよ》

といった声も上がっている。

運航会社の社長は説明会でなぜ海に出たのかという質問に、「検査したら問題なかった」と答えたという。一方、説明会では脚を組むなど終始横柄な態度で、乗客遺族からは怒号が上がっていたようだ。

ヒロミの指摘は正論中の正論と言えるが、船長が苦渋の選択をしたのもまた確かだろう。

【あわせて読みたい】