『世にも奇妙な物語』人気ゲームのBGM使用で物議! 批判を集めた理由とは…

生田絵梨花 

生田絵梨花 (C)まいじつ

先日、『FINAL FANTASY X』(FFX)の映像や音声を使用した二次創作動画が大きな話題になった。予想外の反響に、発売元の『スクウェア・エニックス』が対応に乗り出す事態にまで発展したのだが、ここにきて再び騒動を蒸し返すようなことが起こってしまった。

「物議を醸したのは、『YouTube』や『ニコニコ動画』に投稿された『【合作】おとわっか』という動画。〝音MAD〟と言われる二次創作動画で、『FFX』に登場するキャラクター・ワッカの映像を、アニソンやボーカロイドの楽曲に組み合わせたものでした。下品な内容であったため、6月6日には『スクウェア・エニックス』の申し立てによって動画が削除される事態に発展しました」(ネットニュース編集者)

そして、『FFX』が再び注目を集めたのは、6月18日に放送された『世にも奇妙な物語’22 夏の特別編』(フジテレビ系)の中の短編ドラマ「メロディに乗せて」でのことだった。脳内に流れる音楽に合わせた行動を取らなければ、脳が異常反応を起こす奇病〝脳内メロディ症候群〟を題材とした物語である。

主人公でOLの村野叶海を演じたのは、元『乃木坂46』生田絵梨花。脳内メロディ症候群にかかってしまった彼女は、さまざまなジャンルの〝メロディ〟に翻弄されていく――。

『世にも奇妙な物語』は話題性を優先?

村野の脳内に流れたメロディの一つが「FFX」の名曲『ザナルカンドにて』だったのだが、これにネット上では、

《「ザナルカンドにて」が地上波で流れるとは。このタイミングでFFXはアカン》
《またFFXが話題になるとは…。「世にも奇妙な物語」は狙ってやったんか?》
《世にも奇妙な物語、ネットのそこらへんにあるミームを寄せ集めただけの、くだらない番組になってしまった》
《いつから「世にも奇妙な物語」は、「世にもミームな物語」に変わったんだ?》
《おいおい、もし狙って「ザナルカンドにて」を使ってたとしたら、だいぶ寒いぞ》

などの声が続出。思いがけない批判を集めることになってしまった。

「『世にも奇妙な物語』放送時も、ツイッターでは『おとわっか』『スクエニ』といったワードがトレンド入りしていたのですが、もしもこの騒動に便乗して『世にも奇妙な物語』がBGMを使用していたとしたら、視聴者からの批判も頷けますね」(芸能ライター)

ちなみに「メロディに乗せて」では、他にもゲームに関連するミームを取り上げている。村野が病院で目を覚ますシーンは、彼女の目線から医者を見つめる構図となっており、これが大人気アクションゲーム『METAL GEAR SOLID V』の一幕にソックリだった。

ドラマの撮影期間が『おとわっか』騒動の後だったかは不明だが、悪い意味で話題になってしまったのは不本意なことだろう。

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