『テレ東音楽祭』ZARDの演出が物議「この使い方は…」「イジり回さないで」

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6月22日放送の『テレ東音楽祭2022夏~思わず歌いたくなる! 最強ヒットソング100連発~』(テレビ東京系)に、伝説の音楽ユニット『ZARD』のライブバンドメンバーが集結。ボーカルを務めていた坂井泉水さんの映像と共にパフォーマンスを披露したのだが、肝心の演出が物議を醸しているようだ。

同日の番組後半に行われたコーナー「小室ファミリー&ビーイングアーティスト夢の共演」に、バンドメンバーが登場。ステージでは坂井さんの映像をバックに、中央を開けた状態でスタンバイする。一方で中央には、マイクスタンドが。そして坂井さんの歌声が流れ、まるで本人がその場にいるような演出でパフォーマンスが繰り広げられた。

「名曲『負けないで』などで知られる『ZARD』で、圧倒的歌唱力を見せつけていた坂井さん。彼女は2007年5月、入院先の病院でスロープから転落して、亡くなりました。番組側は、彼女が令和の現代に蘇ったかのようなステージを演出したかったのでしょう」(芸能ライター)

坂井泉水さんに対する侮辱?

映像とバンド演奏を組み合わせた「ZARD」のステージ。当時の活躍を知るファンは感動したようで、ネット上には、

《ZARDのパフォーマンスが最高です! ちょっと感動》
《バンドメンバーが映像に合わせて演奏する。この演出最高かよ、テレ東!》
《こんな素晴らしい企画…。涙抑えられないよ、テレ東さん》
《ZARDの坂井さんの歌う映像に当時のバンドメンバーが生演奏。感動して涙が》

などの歓声が起こっている。しかし一部の視聴者は、演出に嫌悪感を示していた模様。露骨な〝お涙頂戴〟演出に対し、

《本人映像でバンドメンバー集めましたって、あまりにもえぐい。嬉しいと悲しいがあふれて感情がわからなくなる》
《ZARDの映像を後ろで流して、コーラスみたいになってる。流石にこの使い方はどうなの?》
《「ライブバンドメンバーで演奏してみた」的なことなんかせずに、黙ってZARDの映像流すだけじゃダメなんか?》
《私個人としては、もう泉水ちゃんには天国で安らかに眠ってもらって欲しいの。映像とかでイジり回さないでほしいよ…》

など、厳しい声も殺到していた。

演出がどのようなものであれ、「ZARD」の名曲たちは現代まで広い層に聴かれている。人それぞれ「ZARD」への思いは異なるのだろう。

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