『ZIP』偏向報道?“街のボーナス事情”調査に大ブーイング「都内だから…」

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7月1日に放送された朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)が、夏のボーナス事情を特集。しかし、報道内容に一部の視聴者からブーイングが巻き起こっている。

番組では、6月30日に国家公務員へ夏のボーナスが支給されたと紹介。

2021年の人事院勧告に基づく給与法の改正により、支給された平均額はおよそ58万円で、去年より約7万6300円低く、過去最大の減額になったという。

そんな中、番組は街の人のボーナス事情を調査。50人に話を聞いたところ、金額が増えたと答えた人は24人で48%、変わらない人は17人で34%、減った人は9人で18%だったという。この報道に、視聴者からは

《ボーナスあるの羨ましいな。こちとら冬に年一回0.3ヶ月分なんだよね》
《ZIP見てたけどボーナスみんなそんなもらってるのか…》
《ZIP特集でボーナスの話聞いて凄い悲しくなった》
《自分より若そうな人が高額ボーナスもらっていてショック。「ボーナス30万…」と言っていて、そんなもんよなぁと思ったら「アップして、95万に」みたいな》

など、自身のお財布事情と比較し、嘆く声が続出している。

ボーナス事情に一部の視聴者が激怒

また一方で、

《しょうもないことを街頭インタビューすんな もっと報じなきゃいけないことあるでしょ》
《単に街中の人の金銭事情を垂れ流すだけ。まずは日テレ社員のボーナスを発表すればいいのに》
《多くの人が20万とか50万とかで100万も何人かいて、みんな金持ちなんだなとか思っちゃったけど。都内だからなの?》
《高所得者が多いところで50人しか調査せず、80%が増額と横ばいですって。内部で偏向報道になりませんかって意見出なかったのが不思議でならない》
《ZIPはボーナス上がった人が多かった的な雰囲気出してるけど調査してる場所変えてみたら?》

など、疑問の声も続出している。

「コロナ禍でさまざまな企業の赤字や倒産が続いている中、先日、就活情報サイト『就活の教科書』が作成した『底辺の職業ランキング』が物議を醸していましたね。同サイトは、特定の職業に対し、『誰でもできる仕事である』『同じことの繰り返しである』などといったネガティブなイメージを紹介し、炎上したばかり。『ZIP!』はきちんと数字を示していたため偏向報道とは一概に言えませんが、日頃から情報番組に対して不信感を抱いている人にとって、今回のインタビューも気に障ってしまったようです」(テレビ誌ライター)

「1億総貧乏社会」と言われる現代日本では、格差社会がますます進んでいるようだ。

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