地上波で“オカルトハラスメント”発生! テレビからホラー番組が消えたワケ

(C)Fer Gregory / Shutterstock

近年、地上波での放送が激減していた心霊&オカルト番組が、徐々に復活の兆しを見せている。

7月11日には『口を揃えた怖い話★47都道府県最恐スポット&ついに映った!! スタジオ大パニック』(TBS系)が放送。静岡の呪われた廃ホテルや京都の最恐トンネルなどが紹介され、視聴者の背筋を凍り付かせた。

夏の風物詩ともいえるオカルト番組の放送に、視聴者からは

《心霊番組久しぶりに見るけど楽しい~》
《結構怖い。こういう番組久々に見る》
《なにこの番組。ガチなやつなの? なんか怖い》
《面白かったなあ。すごいガチの心霊スポットばっかりだった。やはりヨコザワ・プロダクションは世界最恐》
《こういうのヤラセっていう人もいるけど、肝試しした事あって怖いことになったことあるから、私は信じてるよ。面白半分で茶化すと良くないよねこういう場所は》

などの反響が寄せられている。

ホラー番組に目くじらを立てる視聴者も…

一方、地上波でのオカルト番組の放送に、

《これ完全にオカハラ。なんで地上波でやるのか理解できない。子どもが寝られなくなったらどうするつもりなの?》
《オカルト番組自体は否定しないけど、やるなら衛星放送かネットでやれといいたい。なんでゴールデンタイムの地上波でやる必要ある?》
《画像や動画なんていくらでも加工できちゃうからな。真面目にやればやるほどシラケるよね》
《こういう番組はマジで子どもに悪影響がある。本当にやめてほしいんだけど…》

など、〝オカルトハラスメント〟を指摘する声が上がっている。

「地上波でホラー番組を放送すると、『怖い』という苦情も多く、放送すること自体が疑問視されることも…。ホラーテイストのCMにも苦情が入るため、ホラー番組やホラー映画の宣言が流れる機会もめっきり減りました。しかし、一時は壊滅状態でしたが、最近は夏場に数番組が放送されるようになりました。その人気復活の理由に、YouTubeでのホラーチャンネル人気があるでしょう。YouTubeチャンネル『ゾゾゾ』は更新頻度が低い割にチャンネル登録者数78万人超で、ほとんどの動画が100万回以上再生。その人気の秘密は、演者の面白さと古き良きテレビの様な編集技術のウマさがあると思います。そのほか『デニスの怖いYouTube』『【ダラシメン】やーかず』などといったチャンネルも人気で、ネット上ではホラー人気がすでに復活しているといえるでしょう」(ネットニュース編集)

地上波ではなかなか視聴者の理解を得づらい心霊&オカルト番組だが、YouTubeでは大人気のコンテンツになっているようだ。苦情に負けず、これからも良質なホラーを届けてほしいものだ。

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