1月7日から、人気アニメ制作会社『P.A.WORKS』による新作オリジナルアニメ『Buddy Daddies』(TOKYO MXほか)が放送スタート。作品に触れた人々からは、昨年大ヒットした『SPY×FAMILY』の“便乗商法”ではないかという声が巻き起こっている。
家族構成に既視感アリ
「Buddy Daddies」は、人気声優の豊永利行と内山昂輝がW主演を務めるお仕事アニメ。殺し屋としてバディを組む来栖一騎と諏訪零が、仕事中に出会った4歳の女の子・ミリと共同生活を送るようになる…というストーリーだ。
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『Buddy Daddies』#01
TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11にて放送開始!👇ABEMAでも地上波同時配信中https://t.co/YOy4ilaqoN#バディダディ
— TVアニメ『Buddy Daddies』公式 (@BuddyD_project) January 6, 2023
そこで引き合いに出されているのが、「SPY×FAMILY」の設定。よく知られている通り、同作も“殺し屋”や“少女との共同生活”に縁のある作品だ。
父であるロイドはスパイ、母は殺し屋のヨル、そして娘は超能力を持つアーニャ…。細かい設定は異なるものの、危険な仕事に身を置く2人と、あどけない少女の組み合わせがよく似ている。
視聴者もそれを敏感に察知したようで、《Buddy Daddies初回を観たけど、設定的にスパイファミリーを感じた》《ぶっちゃけヨルさんが男になったSPY×FAMILYっぽい》《腐向けSPY×FAMILYかな…》《殺し屋で子育てって、今そんなん作ったら十中八九SPY×FAMILYと比べられちゃうのにオリジナルでようやるわ》といった指摘が続々上がっていた。
ただのパクリでは終わらない?
早くも不穏な空気が漂い始めているものの、まだ物語は始まったばかり。また「P.A.WORKS」だけでなく、「ニトロプラス」も制作に関わっているため、今後の展開に期待する人も多いようだ。
「ニトロプラス」といえば、『STEINS;GATE』や『CHAOS;HEAD』といったクセの強い作品に携わってきたゲームメーカー。“丸パクリ”に見せかけてどんでん返しを仕掛けてくる可能性は、大いにあるだろう。
また、ストーリー原案・シリーズ構成には「ニトロプラス」の脚本家・下倉バイオの名前も。PC向けゲーム『スマガ』や『君と彼女と彼女の恋。』、そして「STEINS;GATE」にも一部携わった実力派なので、その手腕に期待するファンも多い。
こうした周辺情報から、シャフトのオリジナルアニメとして始まり、「ニトロプラス」虚淵玄の手腕で伝説を残した『魔法少女まどか☆マギカ』を連想する人もいるのではないだろうか。
ふたたびアニメ界に爪痕を残してくれることを期待したい。
文=野木
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