映画『ネメシス』初登場3位も内容スカスカ…広瀬すずファンしか楽しめない?

広瀬すず 

広瀬すず 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

3月31日に公開された、『嵐』の櫻井翔と俳優・広瀬すずが出演する『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』。公式サイトには〝大ヒット上映中〟と大々的に打ち出されているが、はたして本当にそうだろうか。

ドラマ版が不評だったことに加え、映画のレビューサイトなどを覗いてみると、やはり高評価ばかりではないようだ。

【関連】映画『ネメシス』爆死確定! 話題復活のカギは櫻井翔の苦労話? ほか

同作は、2021年4月期に放送されたドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)の映画化作品。

横浜にある探偵事務所「ネメシス」を舞台に、自称天才探偵の風真尚希(櫻井)と助手の美神アンナ(広瀬)が事件を解決する物語で、映画版ではペットの誘拐事件から発展して危機に迫る内容となっている。

4月3日に発表された「国内映画ランキング」(興行通信社調べ)によれば、同作は初登場第3位にランクイン。初日から3日間で観客は16万2000人を動員、興行収入は2億円を記録した。

前週の返り咲きから1位をキープする『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』や、2週連続で2位にランクインした『わたしの幸せな結婚』には一歩及ばなかったが、それでもまずまずの滑り出しといえるだろう。

絶賛は出演者のみ…内容はからっぽ?

しかしランキングは3位と好調だったものの、実際に劇場へ足を運んだ人たちのレビューは実に散々なもの。少なからず絶賛の声もあったとはいえ、その大半が広瀬の〝可愛さ〟にしか触れられていない。

ネット上でも《ストーリーは、ありきたりで陳腐で破綻していました。でも広瀬すず至上主義なので、彼女の名誉の為にも星3つ》《すずちゃんが大活躍するので、まあ良しとしましょう》《広瀬すずが可愛いだけの映画》《すず推しなので楽しめました。それ以外は言うことありません》《日本にこの手の映画は無理。薄い、浅い、しょうもないの3コンボ。でも広瀬すずの演技力は見もの》などと、皮肉めいたコメントが飛び交っていた。

「そもそも『ネメシス』は、世帯平均視聴率は1ケタ台ばかりでした。テレビ離れが進む中で、この数字はさほど珍しくはありませんが、内容も然り。最終回にも《単純にミステリーとしてつまらない》《探偵とか推理の要素はどこに行ったの?》などと言った声が寄せられるなど、ドラマ時代からさほど評判は良くありませんでした。

櫻井&広瀬という数字が稼げる2人が出演していたからこそ、映画化が実現したようなものなのです。当然、映画も2人をスクリーンで見せることが目的なので内容などは二の次…。広瀬への絶賛が集まったのも、なるべくしてなったといえるでしょう」(芸能ライター)

とはいえ、豪華キャストを起用している割に散々な評価を下された作品はザラにある。同作は〝広瀬すずが可愛い〟というメリットがあるだけ、まだマシな部類なのかもしれない…。

【あわせて読みたい】