『どうする家康』“討ち死に”のBGMがミスマッチ?「パワーアップして勝ちそう」

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

5月14日に放送されたNHK大河ドラマ『どうする家康』の〝妙なBGM〟が物議を呼んでいる。

第18回「真・三方ヶ原合戦」では、俳優・甲本雅裕が演じる夏目広次が、松本潤演じる徳川家康の身代わりとなり、敵将・武田信玄(阿部寛)によって討ち取られた。

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自ら身代わりになることを望んだ夏目だが、当初は家康の反対にあう。だが、過去に家康を裏切ろうとした分、夏目の決意は固く、「殿が死ななければ、徳川は滅びませぬ。殿が生きてさえおれば、いつか信玄を倒せましょう。殿は、きっと大丈夫」と微笑み、敵兵のなかへ。命をかけて〝殿を守る〟使命をまっとうするのだった。

「そんな熱き家臣である夏目が散るシーンで流れたBGMは、ピアノやストリングスを重ねた豪華な雰囲気の曲。一見〝ミスマッチなのでは?〟と感じずにはいられないですが、実はこの手法は人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』などでも多用されているもの。

無残な戦闘シーンにあえてクラシック曲を流すことで、物語の〝神話性〟を高め、視聴者に壮大さを感じさせる効果があると言われています」(芸能ライター)

「涙を堪えられない場面でしたね…」

しかしながら、普通に見ている人からすればミスマッチ感を拭えない。

実際にネット上でも賛否の声があり、《涙を堪えられない場面でしたね…。OP曲をアレンジした希望のあるBGMも印象的でした》《夏目殿の最期にかかるBGMが満たされたようなキラキラした曲なの、甲本さんが言ってた「夏目は幸せだった」を残酷に美しく清々しく表現していて切ない》《夏目が蘇生してパワーアップして勝ちそうなBGMだった》《そんな場面ちゃうやろってとこであの爽やかな音楽がいつも流れる…》《BGMの選曲がシリアスな場面で明るすぎるのでは?》など、物議を醸している。

回想シーンが多く、脚本力の低さを指摘され続けている同作。BGMで〝それっぽく〟する演出力だけは長けているようだ。

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