『にじさんじ』朝日南アカネ卒業発表! なぜか“歌姫”ばかり消えていく裏事情

『にじさんじ』朝日南アカネ卒業発表! なぜか“歌姫”ばかり消えていく裏事情

『にじさんじ』朝日南アカネ卒業発表! なぜか“歌姫”ばかり消えていく裏事情 (C)PIXTA

『にじさんじ』に所属する人気VTuber・朝日南アカネが、5月24日をもってグループを卒業することが明らかとなった。類まれなる音楽センスをもった歌系VTuberの引退に、ファンたちは悲嘆に暮れているようだ。

メジャーデビュー済みの人気VTuberなのに…

朝日南は2020年8月にデビューした女子高生VTuber。公式プロフィールに「歌で大きなステージに立つことを夢みる学院高等部一年生」とある通り、歌に力を入れた活動を行っていた。

昨年6月に結成された「にじさんじ」発のボーカルユニット『Nornis』のメンバーに選ばれており、亀田誠治がプロデュースした楽曲によってメジャーデビューも果たしている。今後ますます活動に期待が集まるアーティストだったことは間違いない。

しかし5月17日に突如、「にじさんじ」公式が朝日南の卒業について発表。その理由としては、「学業に専念するため」と説明されている。

朝日南の活動に注目していたファンたちは、衝撃的なお知らせにショックを隠せない様子だ。

その一方、「にじさんじ」ではなぜか朝日南のような“歌勢”の卒業が目立つため、《うわぁ、またにじさんじから歌の怪物が卒業していく…》《にじさんじの歌うま勢、卒業率高くないか》《にじさんじは歌関連グループ作ると誰かしら卒業してるな…》といった反応も相次いでいる。

歌を主軸にした活動の難しさ

「にじさんじ」から卒業していった歌系VTuberといえば、最近では童田明治やメリッサ・キンレンカが印象的だ。

メリッサは作詞・作曲まで自分で行うことができる才能の持ち主だったが、昨年5月に惜しまれつつ引退。また童田は、ユニバーサルミュージックからメジャーデビューしたユニット『Rain Drops』のメンバーだったが、昨年4月に引退となった。

それ以前には、驚異的な歌唱力をもつ久遠千歳の引退もいまだに語り継がれている。

「歌をメインとして活動するVTuberの場合、権利許諾やYouTubeの規約をめぐっていろいろと苦労を強いられがち。とくに大手事務所に所属するVTuberの場合、権利関係でガチガチになっているため、活動が制限されてしまう側面があります。

そのため自前の歌唱力で伸びる才能をもっている人は、事務所に所属することの意義に疑問を感じてしまうことも少なくありません。大手の運営スタッフにとって、歌系VTuberのマネジメントはある意味悩みの種でしょう」(VTuber業界関係者)

とはいえ、同じく大手VTuber事務所『ホロライブ』では歌系に限らず、ほとんどタレントが卒業していない。「にじさんじ」は才能の流出を防ぐためにも、今一度マネジメント体制を見直すべきかもしれない。

文=「まいじつエンタ」編集部

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