また主役級俳優がチョイ役出演! 日本ドラマ界でサプライズ登場がブームの理由

間宮祥太朗 

間宮祥太朗 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

5月26日、山田裕貴の主演ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)の第6話が放送された。人気俳優がサプライズ出演したことが話題になっている。

2023年のある日、カリスマ美容師の萱島直哉(山田)や体育教師・畑野紗枝(上白石萌歌)、消防士・白浜優斗(赤楚衛二)ら68名が乗り合わせた電車が、未来の荒廃した世界にワープ。乗客たちによる、生き抜くためのサバイバル生活が幕を開けるのだった。

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第6話に終盤では、〝現実世界パート〟に俳優の間宮祥太朗が、車両失踪事件解決の手掛かりを探る物理学教授・蓮見涼平役でサプライズ登場する。

いきなり間宮が画面に現れたことで、ネット上には《急な間宮くんやめて~心臓バクバクしてる~》《後半パートから間宮くん参戦という豪華すぎるキャスティング》《間宮くん出たのはビビった。キャスト豪華すぎないか?》といった声があがった。

豪華すぎるキャスティングの理由

「間宮はすでに主演級の俳優ですが、今回のパターンのように、近年は主演級の俳優がチョイ役でサプライズ出演することが多い。今期ドラマでは、橋本環奈主演ドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)第3話に、俳優の北村匠海がゲスト出演しました。

前クールでも、『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)に浅野忠信がチョイ役で出演、『Get Ready!』(TBS系)には鈴木亮平、『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)には上白石萌音や広瀬アリス、遠藤憲一などが出演しました」(週刊誌記者)

サプライズ起用はドラマの話題性のため…ということが第一の理由だろう、しかし、出演する役者にとっても大きなメリットがあるという。

「日本のドラマ界では、一度売れてしまうと主演しかやらなくなってしまうケースが多い。そのせいで、人気俳優は常に視聴率を気にしてメンタルを壊したり、主役演技しかできない身体になってしまったり…。脇役をやったらやったで、〝落ちぶれた〟なんて口の悪いネットニュースサイトに言われますからね。

やたらと〝格〟を意識したキャスティングは俳優のためにならないので、このように柔軟に、その人に適した役を振ってあげることが、俳優のためにも視聴者のためにもなりそうです」(同・記者)

こうした柔軟なキャスティングも、がんじがらめだった芸能界が少しずつ変わっている証拠なのだろうか。

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