『らんまん』最恐クズは神木隆之介? 朝ドラで描かれない万太郎の“本性”とは…

神木隆之介 

神木隆之介 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

6月7日に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』で、妻のいる実業家・高藤(伊礼彼方)が寿恵子(浜辺美波)にプロポーズし、視聴者の怒りを買っている。

鹿鳴館の開館イベントのため、寿恵子は熱心にダンスの訓練をしていた。高藤は話があると言って呼び出すと、「横浜に小さな屋敷があります。西洋人の建築家に頼んだ美しい屋敷で、庭もあります。その屋敷に住みませんか?」と提案。戸惑う寿恵子の手にキスし、「あなたを人生のパートナーとして迎えたい」とプロポーズする。

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寿恵子は「でも、奥様が…」と戸惑うが、高藤は「弥江(梅舟惟永)は妻です。だが、それだけじゃ。親が決めた話です。もとより、恋心を抱いたことはなか。それは弥江も承知してる」と、寿恵子を恋女房として迎えたいときっぱり。じっくり考えてから返事をするように伝えるのだった。

クズエピソード豊富な牧野富太郎

「そういう時代とはいえ、妻帯者である高藤の〝妾〟としてのプロポーズに対し、多くの視聴者がドン引き。こぞってネットニュースが視聴者の怒りの声を取りあげましたが、そんなことを言うなら、主人公・万太郎(神木隆之介)のモデルとなった牧野富太郎はもっとヒドイですよ。

地元の土佐に正式な妻・猶がおり、牧野は研究費だなんだかんだと頻繁に金を無心していた上、金が尽きた途端に離婚。朝ドラでは、猶の存在は消されて、まんまと万太郎の好感度が高まっていますが、史実は高藤とさほどやっていることは変わらないのです」(芸能ライター)

さらに隠された事実があるという。

「作中では、寿恵子は17歳という設定。周囲から〝もうそろそろ結婚してもいい年〟という扱いを受けていますが、モデルとなった壽衛はこのとき14歳。当時26歳だった牧野は、壽衛を見初めて同棲をはじめ、翌年には第1子を出産したと言われています。現代では犯罪者になってしまう。もっとも、こうした主人公の暗い部分は朝ドラで描かないでしょうが…」(総合誌ライター)

作中の高藤が、いやに誠実に見えてしまう。

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