ドラマ『unknown』映画化? “田中圭の過去”伏線未回収にモヤる視聴者が続出

田中圭 

田中圭  (C)まいじつ 

テレビ朝日系のドラマ『unknown』が、6月13日に最終回を迎えた。無事に真犯人も捕まりハッピーエンドとなったが、全9回とやや短かったこともあってか一部の伏線が回収されず、尻切れトンボ状態で終わってしまった。一部視聴者の間では映画化のうわさもある。

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吸血鬼の闇原こころ(高畑充希)と警察官の朝田虎松(田中圭)夫妻の周辺で連続殺人事件が起こるというストーリー。前週の第8話で、犯人は闇原の同僚で週刊誌カメラマンの加賀美圭介(町田啓太)だと判明していた。

第3話で闇原も加賀美に襲われていたが、闇原が気を失っている間に朝田の父・一条彪牙(井浦新)が闇原をかばい、一条が代わりに殺されていた。最終回では加賀美が闇原を殺そうとして、朝田が拳銃を発砲。加賀美は一命を取り留めたが身柄を確保された。

「田中圭の父」殺害シーンの真相は…

加賀美は自分の両親を殺したのが吸血鬼の仕業と思い込んでいた。だが、両親に代わって自身を育ててくれた今福梅(木野花)が、両親の死は幼少期の加賀美の過失が原因だったと告白。一応、ある程度の謎が解決されてドラマは終了したのだが…。

解き明かされなかった謎は、一条が起こした一家殺害事件。朝田にとっては子ども時代、民家で複数人が倒れる中、父・一条が血の付いたナイフを持って振り返るシーンがトラウマのようで、朝田の頭の中で繰り返しフラッシュバックしていた。

しかし最終回までに一条の動機や殺害後の行動は明らかにされず、違和感を訴える視聴者が続出している。

同ドラマの視聴率は第1話が世帯7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。比較的注目されたものの、第2話以降は5~6%で推移している。とても映画化できる数字とは思えないのだが…。

「低視聴率に終わってしまったドラマを映画化してほしいと誰もが思っているかはともかく、映画化しなければ謎が謎のまま終わってしまう。モヤモヤが残る結末だったので、視聴者の『受け』を見極めて映画化の可否を判断する展開はあり得る」(ドラマライター)

なんとも後ろ向きな理由だが、映画化を待ち望む視聴者もいるはずだ。

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