木村拓哉『教場』映画化へ 白石麻衣が主役のスピンオフ作品に

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

木村拓哉の主演ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)に、映画化の話が浮上しているようだ。

ドラマは現在、第10話まで放送され、平均視聴率は9.72%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)。10%台に乗るかどうか苦戦中だ。

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「以前ならば視聴率10%で合格。11%ならヒットといわれました。いまはテレビ離れが顕著で、合格ラインは9%とするテレビ関係者は多い。9%はよほどのことがないかぎり乗るでしょうから、合格といえば合格です」(テレビ誌編集者)

もっとも、同作がヒットしたという話は聞かないうえ、良作だという話も聞こえてこない。

「神奈川県警の新米刑事の指導官・風間公親(木村)は根暗で、パワハラの塊のような人物。新米を伸ばすというより潰すような態度。毎日、新人を詰問するばかりで、すぐ『交番勤務へ戻れ』と発言する。木村お得意の無愛想演技ですが、こういうシーンは時代に合いません」(前出・編集者)

こんなB級ドラマを映画化して、果たしてウケるのだろうか。

白石麻衣&福原遥を大フィーチャー?

「映画には、ドラマで〝救世主〟となった白石麻衣を起用するともっぱらです。ドラマは2話完結(第11話のぞく)で、6話では視聴率8.3%まで落ち込んだ。ところが白石が登場した7話で8.9%、8話で9.4%と一気に盛り返した。どこか影がある新人刑事・鐘羅路子役が妙にハマッていました」(同)

鐘羅は麻薬の捜査情報を外部に漏らしてしまい、公務員法の守秘義務違反で停職6カ月となる。

「普通なら解雇に近い退職に追い込まれるはずですが、なぜか鐘羅は交番勤務へ異動になっただけ。映画で木村より白石を売り物にするために残したのだと思います」(映画ライター)

さらに映画化には、重要人物がもう1人いるという。福原遥だ。彼女は2021年1月3日、4日に放送されたスペシャルドラマ『教場II』に出演。風間が教官を務める警察学校の学生・忍野めぐみ役で登場した。

「風間は忍野が大のお気に入りで、夜、私的に呼び出したりするのです。しかも教官室に忍野1人だけを呼んで話をするので『こんな教官いない』『セクハラだ』だと評判になりました。さらに忍野に同性愛情を抱く学生・堂本真矢(高月彩良)を退校処分にしたのです。これは〝風間の嫉妬〟ともいわれました。やがて、風間のお気に入りの忍野は卒業し、神奈川県警に勤務。風間は忍野が大好きなため、映画にも出てくるでしょう」(前出・ライター)

フジテレビのドラマはここ最近、映画化を連発している。ドラマ版はヒット作の基準を満たした『教場』だが、果たして映画はヒットするのだろうか。

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