『わたしのお嫁くん』不完全燃焼の最終回! “続きはFODで”商法が物議

波瑠 

波瑠 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

6月21日に最終回・第11話を迎えた、俳優の波瑠が主演を務めるドラマ『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)。

平均世帯視聴率が6・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と〝V字回復〟を遂げ、「ハッピーエンドでよかった」「もっとイチャイチャが見たかった」などと惜しむ声があがった。

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しかし番組の最後で、最終話から1年後を描いたオリジナルストーリー「わたしのお嫁くん 特別編」が有料動画配信サービス「FOD」で配信されることがわかると、ムードは一変。ネット上では、ガッカリする声があがっている。

最終話では、会社の異動により速見穂香(波瑠)と山本(高杉真宙)が、東京と福岡で遠距離恋愛をすることが決定。

山本が福岡へたつ日、穂香は空港で「私にとってのお嫁さんは、山本くんっていう存在そのものだったの。例え山本くんが家事がダメダメでも、仕事ができなくても、どんな山本くんだったとしても、これから先も『いってらっしゃい』とか『おかえり』って言いたい相手は1人だけ」と思いを告白。

一方、山本も「嫁だから家事をしてたわけじゃないんです。相手が速見先輩だからです」と穂香への気持ちをぶつけ、「ずっとずっと大好きです」とキス。遠距離恋愛の生活がスタートしたところで、幕引きとなった。

中途半端な最終回の原因は…

「プロポーズもなければ、イチャイチャシーンも控えめ…。最終回にしてはかなり不完全燃焼でした。

するとその直後、特別編の配信がFODで開始されたことが告知され、内容は『FODでしか見られない速見と山本の後日譚』というオリジナルストーリーであることが発覚。

しかも、その長さは49分で、丸々1話分に相当します。通常、続きを有料サイトなどで公開する場合、サブキャラたちを主人公にしたサイドストーリーなど、本編とは関係のない話であることが多い。

実質、第12話だけを有料配信して、登録を促すとはなんともアコギなやり方です」(芸能ライター)

実は同作、見逃し配信サービス『TVer』とFODの総再生回数が合計2000万再生(計測期間:4月12日~6月20日、ビデオリサーチ調べ)で、水10ドラマ枠で歴代最高の数字を記録するなど、すごぶる好評だった。

「FODとしても、この大きな波に乗らないわけにはいかないんでしょうね。

日本テレビ系ドラマでよくやる、〝続きはHuluで〟商法は、以前からかなり批判されていますが、ついにフジテレビでもそれをやるようになりました」(同・ライター)

一体これで、どれほどの利益を生み出せるのだろうか。

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