月9や日曜劇場レベルの豪華さ…ネトフリに流れていく地上波オールスターズ

永野芽郁

永野芽郁 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

7月13日より、Netflixにてドラマ『御手洗家、炎上する』の配信が始まる。もう地上波では、良質なドラマが放送されることはないのかもしれない…。

同名の漫画を原作としたドラマ『御手洗家、炎上する』。主演は永野芽郁で、共演者として鈴木京香、工藤阿須加、中川大志、恒松祐里、北乃きい、濱田マリ、小西桜子、吉瀬美智子、及川光博らが名を連ねている。

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主題歌は昨年の『紅白歌合戦』に出演して話題となったVaundyだ。

「6月22日よりNetflixにて配信がスタートしたドラマ『離婚しようよ』に続き、またも大作がネット配信限定として公開されますね。キャストは、フジテレビ月9やTBS日曜劇場レベルに豪華です。

同作の監督・平川雄一朗氏は、これまで『JIN-仁-』『天皇の料理番』『天国と地獄~サイコな2人~』など、日曜劇場作品を多く手掛けてきた。

『御手洗家、炎上する』は正真正銘の、日曜劇場レベルの作品と言えます」(週刊誌記者)

もう地上波は作品を放送する場所じゃない

この十数年で視聴率が半減し、CM広告枠の単価が激減したといわれているテレビ業界。普通に地上波で放送するだけでは、もう稼げなくなったと言われてはいたが…。

「力を入れた連ドラの多くはこれから、こうしてネット限定作品として配信されていくかもしれませんね。

すでに地上波ドラマも、続きを動画配信サービス限定で有料公開したり、劇場版を制作したりなどして、なんとかお金を工面しているような状態ですから。

これまでCMが広告・宣伝枠として設定されていましたが、これからは地上波そのものが宣伝するためだけの場所になるかも。

地上波で〝俳優を宣伝する〟ことによって、有料のネットコンテンツに引き込む。映画の前日譚を放送することで、劇場に足を運ばせる…という具合です。

いかに、ユーザーに直接お金を払わせるかが重要になっていきます」(同・記者)

これまで、〝CMを見る〟ことによって、コンテンツに対しての対価を払っていた視聴者。しかし、録画視聴によるCMスキップがここまで主流になってしまうと、タダで見ているも同然。

この変化を視聴者が受け入れられなければ、日本の映像産業はますます終わっていくだろう。

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