『ラストマン』続編はありえない!? 失敗作だと評される理由

福山雅治  大泉洋 

福山雅治  大泉洋 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

6月25日に日曜劇場ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)が最終回を迎えた。全話の視聴率が12%超えで、最終話も13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)と素晴らしい数字を記録。しかし、初回がピークだったことは否めないようだ。

主人公は、どんな難事件も必ず最後に解決することから〝ラストマン〟と呼ばれる、全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治)。そのアテンドをするのは、誰よりも悪を憎み、犯人検挙のためには手段をいとわない刑事・護道心太朗(大泉洋)だ。凸凹バディが、難事件に挑んでいく。

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「初回の視聴率は14.7%。結局、これを超えることはできませんでした。いくら数字が良いといっても、初回の数字が一番高いようなドラマは、キャスト頼りの凡作と言っても差支えありません」(週刊誌記者)

21年に放送された日曜劇場ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』『ドラゴン桜』『TOKYO MER ~走る緊急救命室~』『日本沈没-希望のひと-』の4本はすべて、最終回で最高視聴率をマーク。ドラマとして最高の終わり方だった。

そもそも劇場で見たいような作品じゃない

「『ラストマン』は続編を作れそうな終わり方でしたが、この分では厳しそうですね。福山と大泉のタッグをもってしてこれでは、映画になる可能性は微妙。

今年4月に劇場版が公開された『TOKYO MER』が興行収入40億円突破の大ヒットを記録したため、日曜劇場はドラマの映画化に積極的になりたいようですが、『ラストマン』の評判を見るとその半分以下になるでしょうし。そもそも、ドラマの題材はいつも地味でしたし、社会問題を取り入れた説教シーンが多すぎて、劇場の大画面で見たいような作品ではない」(同・記者)

さらに『ラストマン』にはもともと、局が期待していなかったという面も。

「7月から放送される堺雅人主演の日曜劇場『VIVANT』こそ、TBSが今もっとも力を入れている作品。『半沢直樹』のような特大ヒットを狙うという意気込みで、人員を総動員しています。所詮『ラストマン』はこの作品の前座でしかなく、『VIVANT』放送後に『ラストマン』の映画なんて公開しても、ショボすぎて誰も観ませんよ」(芸能ライター)

『VIVANT』が楽しみだ!

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