5位転落の日本ハム! 新庄監督の“謎采配”に説明責任を問う声

新庄剛志 

新庄剛志 (C)まいじつ

プロ野球パ・リーグの日本ハムが5位に転落した。3位ロッテに実に10.5ゲーム差をつけられ、Aクラス浮上は絶望的な状態になっている。

ここにきて、ファンから新庄剛志監督の「説明責任」を問う声が多くなってきた。

2022年は開幕からシーズン終了までずっと最下位のままだった日本ハムだが、今年は比較的健闘。5月には4位に浮上した。

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だが、3位ロッテと8.5ゲーム差で迎えた8、9日、ロッテ相手に連敗。Aクラスが遠のいた。

9日の試合に関しては、多くのファンから采配を疑問視する声が上がっている。8回表、2-1と1点リードの局面で、救援登板した池田隆英投手が二死一、二塁のピンチをつくったが続投。

池田投手が左打者のポランコ内野手に痛恨の2点タイムリー二塁打を浴び、2-3の逆転負けを喫した。

ファンからはポランコ内野手を迎えた場面で池田投手を諦め、左の投手を投入すべきだったのでは、との声が上がっている。

新庄剛志監督は続投させた理由明かさず…

日本ハムは、直前の7回に左の河野竜生投手を投入済みだったが、ブルペンにはまだ宮西尚生、福田俊と2人の左腕が控えていた。

宮西投手は8日に打たれ、2日連続で投げさせにくい事情があったのは理解できる。

それでも9日の中継解説の金村曉氏は8回について、絶対に打たれてはいけない、すべてのコマを使い切ってでも抑えるべき局面だと強調していた。まったくもってその通りだろう。

だが、新庄監督は8回について、試合後「ずっと抑えてきてくれた池田君が打たれたなら仕方ない。また切り替えて戦っていく」としかコメントしていない。

新庄監督は今季、具体的な采配の意図について説明することが少ない。

「目下Aクラスを争っているロッテ戦は、何があっても勝ちたいカードだったはず。

新庄監督が7、8回で投手を複数投入することはよくあるが、なぜ9日の試合に限って左投手を投入しなかったのか疑問が残る。

池田投手を信頼していたから投げさせた、という理由でも構わないが、左投手に投げさせるのがセオリーではある。

新庄監督は今年、建山義紀投手コーチから受けたインタビューの中で、投手に関する采配を完全に建山コーチに任せていると宣言している。

だが、建山コーチに『丸投げ』していたとしても、少なくとも監督が責任を持ってファンの疑問に真摯に答えるべき。

池田投手を続投させたのはどうしてだったのか、説明責任を果たしていると言えるのか」(野球記者)

モヤモヤを残したままでは、ファンはついてこないだろう。

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