アンジャ渡部建の助言でブレーク!? スピードワゴンの知られざる逸話

渡部建

渡部建 (C)まいじつ

お笑いコンビ『スピードワゴン』の十八番ネタ「あま~い!」の誕生秘話が、7月8日更新のYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』にて明かされた。

説明不要かもしれないが「あま~い!」とは、「スピードワゴン」の漫才のなかで使用されるツッコミ言葉。ボケの小沢一敬が女性に対する甘いセリフを吐き、ツッコミの井戸田潤が「あま~い!」と絶叫する定番のネタだ。

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このネタは2004年に誕生。小沢が女性のいる飲み会で自然と甘い言葉を言った際、女性たちから「小沢さん、甘い…」と反応されたといい、同席していた『アンジャッシュ』渡部建が「オザ、これだったら無限に言えるんだから、これで漫才作ってみたら?」と提案してきたことがキッカケだったそうだ。

後日、ネタを書いて井戸田と稽古を開始するが、ツッコミの言い方は「甘い…。小沢さん甘い…」と、うっとりした感じで演じていた。しかし、いざ舞台に出ると、井戸田が突然「あま~い!」とアドリブで絶叫したという。

相方・井戸田潤も実は天才?

小沢は「(客席が)ドンッて沸いて、俺、潤(のこと)天才だと思ったもん」と笑って振り返り、井戸田は「そんなアレ(つもり)はなかったんですけど、なんか叫んだほうがいいだろうなと思って」「女の子みたいに『甘い…』だけだと迫力ないないと思って。稽古中から思ってたんですけど」と、叫んだのは感覚的なことだったと明かすのだった。

「スピードワゴンは、2002年の『M-1グランプリ』で敗者復活戦からの決勝進出。決勝7位という結果に終わり、翌年も結果が奮わず、どう転向していこうかと悩んでいた時期に『あま~い!』ネタが完成しました。

世間ではネタを書いている小沢がコンビのブレーンとしての印象がありますが、井戸田は感覚でいく天才タイプ。2人に加え、昔から仲が良くて同じ仕事が多かった『アンジャッシュ』がいたからこそ誕生したとは、なんともドラマ性がありますね」(芸能ライター)

当時の芸人界隈エピソードでは必ずといっていいほど話題にあがる渡部。今ではほぼ一般人扱いだが、卓越するお笑いセンスについては誰もが認めざるを得ないだろう。

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