YMOイズムを継承!“細野晴臣の孫”がベースの3人組バンドに注目集まる

(C)Matteo Chinellato / Shutterstock

世界的に人気を博した音楽グループ『YMO』。2023年1月11日に高橋幸宏さん、3月28日に坂本龍一さんが亡くなり、メンバーは細野晴臣だけとなった。

3人での演奏を目にすることはもう永遠にかなわず、ファンのショックは計り知れないが、そんな中〝YMOイズム〟を引き継ぐ若者3人組が彗星のごとく現れたようだ。

【関連】ラルクは2000年に解散するべきだった? 再結成バンドが活気づく一方で… ほか

彼らの名は、『CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN』。読み方は「チョコパコチョコキンキン」で、民族音楽とエレクトロを融合した音楽集団だ。

メンバーは作曲と映像を担当するDaido、ベースのYuta、サウンドエンジニアとDJを担当するSoで、結成したのはなんと小学校4年生のころだという。

4~5曲を作った後、5年生で自然消滅したが、コロナ禍で再結集し、TikTokに楽曲を投稿するようになって一躍注目を集めた。

細野晴臣イズムを引き継ぐ孫のYuta

今年6月7日には初配信シングル『花様年華』をリリース。さらに、28日にはセカンドシングル『空とぶ東京』が、ストリーミングサービスで配信された。

「曲を聴いた往年の音楽ファンは『あっ!』と思わず声を上げたんじゃないでしょうか。曲調はまさにYMOワールド全開で、特に細野の影響を強く受けていることがわかります。

それもそのはず、メンバーのYutaは細野の孫。祖父と同じく、ベースを担当しているのも泣かせますね。

Yutaは、2019年にYMOの結成40年記念ライブに、坂本さんの娘・坂本美雨とともに出演し、グルーヴ感のあるベースで客席を揺らしました。

一気にブレークとまではいきませんが、音楽性にヤラれたファンがじわじわと増え続けています」(音楽ライター)

アフロヘアーのYutaの顔は、若いころの細野にそっくり。音楽の才能もしっかり受け継いでいるようだ。

YMOファンだけでなく、すべての音楽ファン必聴だといえるだろう。

【あわせて読みたい】