杉野遥亮『ばらかもん』ビックリするほど空気…アニメファンすら興味ナシの現状

杉野遥亮 

杉野遥亮 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

杉野遥亮が主演を務めるドラマ『ばらかもん』(フジテレビ系)がパッとしない。人気漫画を実写化したということもあり、ファンからはおおむね好評。丁寧な作品作りで批判されるような箇所はこれといってないのだが、ビックリするくらいの〝空気〟と化している。

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原作は『ガンガンONLINE』『少年ガンガン』にて連載された同名コミック。シリーズ累計1000万部超えを果たし、2014年にアニメ化、2016年にスピンオフ漫画もアニメ化されている人気作だ。

「満を持しての実写化となりましたが、平均世帯視聴率は5%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をウロウロしています。まあ、水曜の夜10時はそれほど数字が取れる枠でもないし、若者向けの作品だから…と言い訳したいところですが、TVerでの人気も今期プライム帯ドラマで最下位レベルなんです」(元テレビ誌記者)

若者向けの作品は、視聴率が低くてもTVerで好調になる傾向があるが、『ばらかもん』はそうではない。SNSでドラマ放送中の時間帯にトレンド1位を取るのも、裏番組のドラマ『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)だ。

つまり、『ばらかもん』は全世代から人気のないドラマとなっている。

人気低迷で終わった漫画を実写化…

「確かに『ばらかもん』は10年前は大人気の漫画でしたが、最後は打ち切りのように駆け足で終わっています。その理由は、シンプルに人気低迷。つまり、ファンに惜しまれながら終わった作品ではなく、ファンに見放されて終わった作品なのです。

同じ枠で、2000年代の漫画『ナンバMG5』を実写化して大成功しましたが、こちらはアニメ化もしておらず、知る人ぞ知る名作だったからこそ新鮮味があってウケた。『ばらかもん』はすでにコスられすぎていて味がない状態」(同・記者)

ただ、話題性がないだけで、決してつまらない作品ではないので、まったり楽しむのには最適な作品といえるだろう。

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