NHKの“ジャニーズ対応声明”に民放テレビ各局が追随? 紅白歌合戦から追放なら民放からもジャニーズ消滅の可能性

東山紀之新社長 

東山紀之新社長 (C)まいじつ 

ついに積年の恨みを晴らす血の大粛清が始まった! テレビ各局の〝ジャニーズ外し〟が、ドミノ倒しのように連鎖している。

9月7日、ジャニーズ事務所は一連の性加害問題に関する特別チームの調査報告書を受け、謝罪と総括・新体制を発表する会見を開催。

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報告書では、長年の取引先として問題を報じてこなかったマスメディアの問題も指摘されたことから、会見後、NHKと民放各局は今後のジャニーズ対応に関する声明を発表した。

文言は違えど、各局は自身の姿勢を反省しながら、今後のキャスティングについては見守るといった姿勢を示している。

「一連の声明から察するに、各局は視聴者の反応を伺うといったところ。世間の反発と『体制の問題であってタレントに罪はない』という指摘、それに伴うファンの支援を総合的に勘案し、起用問題を考えるでしょう」(芸能記者)

他方、公共放送のNHKは《ジャニーズ事務所に所属するタレントの起用についても見直すべきだとのご指摘を受けています》と、世間の反発に直接言及している。

さらに《今後は、所属事務所の人権を尊重する姿勢なども考慮して、出演者の起用を検討したいと考えております》として、民放よりもやや含みを持たせる印象だった。

今後に関しても《NHKとして改めて詳しく説明を求め、その後も実施状況を注意深く確認してまいります》と厳しい様子見の態度だ。

NHKの姿勢が民放にも波及する可能性

NHKといえば、大晦日放送の『紅白歌合戦』は、マンネリ化著しい今なお多くの関心が注がれている。その注目度を考えると、ジャニーズアーティストの選出にも影響が出ることが予想される。

「avexやアミューズほどではないにしろ、ジャニーズも『紅白』においては重要なポジションにある。人気の若手枠、周年記念枠、不動の人気グループ枠がありましたが、現在の蜂の巣を突いたような大騒ぎを見るに、削減は濃厚。1994年から2008年まで続いた〝2組選出〟に回帰するでしょう」(テレビ局関係者)

また、こうしたNHKの対応は、民放の判断にも影響を与えるという。

「民放はメディアスクラムで責任逃れをするがごとく、足並みを合わせながら、各局が同程度のジャニーズ起用をするでしょう。しかし、NHKが厳しく干し上げる場合は、追随して民放も起用を渋ることが考えられる。公共放送と民放で性格は異なれど、日本のメディアは横並びで突出した動きを嫌いますからね。

また民放はNHKと違ってスポンサーにも気を使わなければいけないので、すでに一部のCMから降板したジャニータレントがいるという事実は、非常に大きなダメージになる」(同・関係者)

創業者の不祥事で商品たるタレントが干されるのは違和感がある。しかし、人気商売である以上、世論を窺うのは仕方がないか。

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