日テレ“水曜ドラマ枠”が低視聴率で打ち切りへ…? フジテレビドラマに2期連続の敗北で“30年以上の歴史”に幕を下ろす時

赤楚衛二 

赤楚衛二 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

9月13日に日本テレビ系の水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』の最終回が放送された。視聴率が爆上がりして、裏のフジテレビドラマに勝利する可能性が出てきたようだ。

『こっち向いてよ向井くん』の最終回・第10話の世帯平均視聴率は5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。第4話から6週連続で4%台だった視聴率からジャンプアップし、全10話の平均視聴率は4.98%でフィニッシュとなった。

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一方で、同じ時間に放送されているフジテレビ系ドラマ『ばらかもん』は、10話までの全話平均視聴率が4.94%。次週の11話で最終回を迎えるが、最終回で5.4%以上の視聴率を出すことができなければ、『向井くん』に敗北してしまう。

「二つのドラマが放送されている水曜22時枠は、TBS系では人気バラエティー『水曜日のダウンタウン』を放送していて激戦区。最近の『水ダウ』は視聴率6%台が平均のようなので、二つのドラマに勝っている。

また、テレビ朝日系では『報道ステーション』が放送されていて、いつも安定して高い数字。つまり、ドラマ2作品の争いは、〝ドベ回避の戦い〟という面もあるのです」(芸能記者)

4度目の戦いでフジテレビがついに勝利

そうなってくると、敗れたものに訪れるのは当然、〝打ち切り〟だ。

「実際、フジテレビはこれまでにこの枠で1991年10月~1992年9月、1998年4月~1999年9月、2013年4月~2016年3月、そして2022年4月~現在と、何度もドラマ枠を作っては、日テレドラマに破れて撤退を繰り返しています。

それが今回、前クールのフジドラマ『わたしのお嫁くん』が、長い歴史の中で、ついに裏の日テレドラマに勝利。今期も『ばらかもん』が『向井くん』に勝利寸前で、勢力図が変わろうとしていました。

2クール連続でフジテレビドラマに敗北となると、日テレドラマが打ち切りになるかもしれません」(同・記者)

日テレ水曜ドラマは、1991年10月から30年以上続いてきた、日テレの看板ドラマ枠。フジにとっての月9、TBSにとっての日曜劇場だったが、近年は露骨な制作費削減で、視聴率が低下。日テレは土曜ドラマや日曜ドラマに力を入れている。

このまま日テレドラマはフジに敗北し、30年以上の歴史に幕を下ろすことになるのだろうか。

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