【ラグビーW杯】日本初戦、高視聴率の19.7%でバスケW杯に圧勝! 一方各国共通で不満になっている事案は…

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9月8日にはじまった「ラグビーW杯(ワールドカップ)2023フランス大会」が、早くも高い注目を集めている。10日、初戦に登場した日本は、チリに42対12の圧勝。視聴率も19.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)と高視聴率をマーク。8月の「バスケW杯」の日本の初戦はドイツ戦が8.2%。いかにラグビー人気が高いかがわかる。

「バスケのW杯は米国・NBAの一流選手が出るわけではなく、世界1の大会ではない。その証拠に八村塁も不参加でした。しかしラグビーW杯は、本当の世界1決定戦。前回大会も非常に盛り上がって日本が敗れた準々決勝でも視聴率40%を超えた。大会の格が違います」(スポーツ紙記者)

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開催国のフランスは開会式の直後の、メインスタジアムで過去4回優勝のニュージランドと対戦。27対13と快勝。初優勝に向けて好スタートを切った。

「ラグビーはA~D組の4組に分けられ、それぞれ5チームで戦う。その上位2組が予選通過。4勝か3勝が求められ、非常に厳しい戦い。サッカーW杯は4チームの上位2ですから、その違いがわかるでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

日本の次戦国は9月18日のイングランド、その後はサモア、アルゼンチンの予定。非常に苦しいグループに入っている。

児童合唱団の録音が各国の不満に

「日本は体力的にも世界のトップに見劣りしないようになってきている。それとともに戦うテーマのひとつである〝絆〟でパスをつなぐのが日本の特徴。日本のカラーで相手を撃破するしかありません」(同)

組み合わせは仕方ないにせよ、今回、各国共通で不満になっている事案もある。各国歌が児童合唱団の録音で流される点だ。

「大会初戦のフランス戦こそ、合唱団が登場したが、子どもの声量が弱くて観客が騒いで、まるで聞こえなかった。他の試合は録音なのですが、全然盛り上がらない。選手から『気持ちが下がる』と不満続出。今後方法を変える可能性もあります」(朝刊紙記者)

なにしろ地元フランスのメディアからもブーイングが出たのだから穏やかでない。

「フランス国歌『ラ・マルセイエーズ』は18世紀のフランス革命の際に作られた軍歌。小気味いいマーチ(行進曲)で1番盛り上がる部分では手を上下に振ることもある。スポーツ大会での手振りはNGかもしれませんが、その代わりに曲に合わせて肩を上下させることもある。でも、今回はまるで盛り上がらない。なぜ合唱団の録音にしたのか、とにかく不評で大会中に修正する案が出ています」(前出・朝刊紙記者)

『君が代』合唱に、日本選手も苦痛そうだった。

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