『バスケW杯』日本に開催国の資格ナシ? 他国の試合を地上波中継せず…開催中でも終演ムードなのに日本代表特集に疑問

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『FIBAバスケットボールワールドカップ2023』でパリオリンピック出場権を獲得した男子バスケ日本代表。日本中が歓喜に包まれる一方で、これまで支えてきたファンは複雑な心境に陥っているようだ。

テレビ朝日は、日本代表の戦いを振り返る特別番組『緊急特報! バスケW杯 沖縄の歓喜と感動をもう一度~完全保存版~』を、9月9日に放送すると発表した。

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番組にはトム・ホーバスヘッドコーチが出演するほか、バスケW杯テレビ朝日スペシャルブースターを務める広瀬すずもVTR出演する。

大会初戦のドイツ戦からパリ五輪を決定させたカーボベルデ戦まで、秘蔵映像や独占インタビューを交えて放送し、バスケの魅力をより広めていく。

「地上波でバスケの特番が組まれるのは極めて珍しく、一大ムーブメントの予感。最終決戦のカーボベルデ戦の視聴率は世帯視聴率22.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録し、48年ぶり自力での五輪出場決定を多くの国民がお祝いしました。

バスケファンにとって、この上ない喜びを感じると同時に、にわかファンに眉をひそめる人も多い。週末のゴールデンタイムに地上波でバスケの特番なんて、今まで一度もなかったですから」(テレビライター)

開催国なのに地上波中継は自国だけ…

ただ、バスケW杯は9月10日まで開催中。それなのに開催国の一国である日本が、〝終わった感〟を出して、総括のような内容を放送することに疑問の声もあがっている。

「そもそも、今回のバスケW杯はこれまで、日本戦以外は地上波中継ゼロという対応。かろうじて決勝戦の中継は決まったようですが、サッカーW杯などと比べると冷遇が凄い。

開催国として、そして日本バスケを盛り上げる気があるならば、ある程度は視聴率度外視で放送するべきだという声もあがっています。

特に、最高潮に盛り上がったカーボベルデ戦以降に一切バスケの試合を地上波で中継しないのは、せっかく国内でバスケに対する関心が高まっている中で、非常にもったいないと指摘されています」(同・ライター)

オリンピックではもっと盛り上がってほしいものだ。

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